12.27.2009

盛岡じゃじゃ麺の「白龍(パイロン)」

出張で盛岡に。

現地盛岡の社員のお薦め「じゃじゃ麺」の元祖「白龍(パイロン)」に早速行ってみました。


なんと、朝9時から開店。9時に行ったのに、店はもうほぼ満席!

すごい。

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二日酔いが残るなか、定番じゃじゃ麺をオーダー。

盛岡の人は、ジャージャー麺を「じゃじゃ麺」というようです。
開店から閉店まで客が絶えることがないとのこと。

それにしても不思議な味。
柔らかめに茹でたうどんのような麺に(もう少し堅いほうが僕はすきなんだけど)、、、
キュウリ、ネギが乗りさらにその上に秘伝の肉味噌が。

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まずは箸でグチャグチャと掻き回し
麺と肉味噌と生姜とキュウリとネギを
混ぜる。

ここに自分の好みで、テーブルの上に並ぶ

ニンニク、ラー油、酢などを加えて自分の味を決めていく。

食べ終わってからが、また、この店独特のお作法が。。。。

食べ終わって肉味噌がこびりついた皿に
テーブルの上の皿に盛られた生卵を落とし
その肉味噌の残りをかき集めながら
また掻き混ぜる。
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生卵と肉味噌が混ざり更に皿が綺麗に掃除されたら(笑)

おもむろにその皿をカウンター越しの店員に渡す。

(この店の正式なマナーとして、割り箸を揃えてお皿と一緒に店員の渡す)。
「はいよっ!」と元気に受け取った店員が
その皿に麺の茹で汁を注いで肉味噌をボトンと落とすと
卵スープの出来上がりである。

「ちいたんたん(鶏卵湯)、ハイ、お待たせ!」
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店員が元気にそのスープを客に手渡す。
ちなみに「ちいたんたん」にすると+50円。

じゃじゃめんは、中が500円、小が450円。大が550円だったかな。

盛岡出張の際はぜひ。

営業時間は、朝9時から午後3時まで。夜はやっていないようです。

日曜休みです。

ところで、味は?

とびきり美味しい!・・というわけではありませんが、盛岡に行ったら、ぜひまた行きたい、、、というお店です。B級グルメとしてはGood。

アルトマークの盛岡支社から真ん前の大通りを歩いて10分以内で、県庁の近くです。

12.16.2009

保有能力と発揮能力

現在、研修医向けの教科書の執筆を依頼されています。臨床医以外にもいえることですので、ちょっとこの「発揮能力とヒューマンスキル」のテーマを。

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あらゆる仕事、また、学校の試験にも言えることですが、人には「保有能力」と「発揮能力」での評価があります。

保有能力がいくら高くても、発揮度が低ければ、結局のところアウトプットが低いと評価を受ける。言うまでもなく、大事なことは発揮能力です。

多くの社会人を見まわして、知識は豊富で勉強熱心であるが、その力を存分にアウトプット(成果)として発揮して、職場や顧客から高い評価を得ているとは限らないことを実感します。

せっかくの保有能力を活かしていないのは、本人にとっても、組織にとっても、社会にとっても大きな損失かと思います。多くの人は、保有能力の向上(勉強やセミナー)に注力するが、「発揮の度合いを上げること」に力を注ぐほうが、早く、そして努力に対しても効率良く成果が得られると言えます。

「発揮の度合いを上げる」ために重要なのがヒューマンスキルを意識することだと思います。

臨床現場では特にヒューマンスキルが要求されますが、なかなかその教育、そして意識がなされていないから、医師など医療従事者に対して、患者さんからの不満が多いのかもしれません。良い医師というのは、ヒューマンスキルが高い先生のほうが評価されやすいように思います。

一口にヒューマンスキルと言っても、含まれる要素は広く、そして奥深いです。医師以外の社会人でも、ヒューマンスキルが言うまでもなくとても大事です。このHSの中でも、特にコミュニケーション、マネジメント(管理運用)、リーダーシップ、プレゼンテーション力(説明と納得)、協調性、共感力が重要であると思います。

特に、この中で「コミュニケーション力」が、全ての基本的スキルとしての基礎であると言っても過言ではないと考えます。コミュニケーションを上げることによって、マネジメントやリーダーシップ、顧客満足向上、他人との気持ちを共感することが、より高まるのは間違いありません。


12.09.2009

マイケルポーター教授、医療戦略について語る


12/9、8amからハーバードビジネススクールのマイケル・E・ポーター教授と、製薬企業のトップ、官僚の方、大学関係者など8名で、ブレークファーストミーティングをさせていただきました。

民主党政権に変わってからの医療制度の方向性、現在の製薬企業、医療機関・医師の抱える課題、今後の方向性について情報交換が積極的に行われました。

その後、10時から12時まで、東京大学で「医療戦略セミナー」(ポーター教授と、東大永井良三教授による講演)が。

このセミナーは自分が社長をしている「日本アルトマーク」が一部協賛させていただきました。



11.19.2009

メディウェブ/日本アルトマーク、医療系SaaS第一号(プレスリリース)

メディウェブとアルトマークが、プレスリリースされました。

メディウェブが今年7月からスタートさせた臨床検査最大手向けのSaaS検査結果発注・報告システムが、なんと日本初の医療向けSaaSとして、大きくプレスで取り上げられました!!!!

http://enterprise.watch.impress.co.jp/docs/news/20091118_329711.html

http://japan.zdnet.com/company/story/0,3200081168,20172187,00.htm

www.mediweb.co.jp/images/release_091118.pdf

いよいよ、アルトマークが「クラウド」に進出した”実績”ができました。アルトマークは、まぎれもなく、医療におけるICT、クラウドのトップランナーとなりました!

以下、プレスのフルの内容です:

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報道各位

2009年11月18日

医療界初の大規模SaaSモデル、臨床検査会社向けにサービス開始

株式会社メディ・ウェブ(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐竹 隆「以下、メディウェブ」と

いう)は、株式会社ネオジャパン(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長 齋藤 晶議「以下、ネオ

ジャパン」という)と提携し、臨床検査企業向けに同業界としては初めてSaaS(Software as a Service)

モデルにて、全国の医療機関や病医院への臨床検査情報の提供サービスを開始致しました。

従来臨床検査の受付・報告業務は、そのほとんど全ての作業を人的な作業で行ってきました。その

結果、考えられるヒューマンエラーや時間・リソースの無駄の削減、情報セキュリティ対策は、臨床

検査会社にとっても、医療機関にとっても大きな課題でした。

今回、クラウドコンピューティングを活用した「SaaSモデルでの臨床検査の受付・報告業務サービ

ス」を利用することで、臨床検査会社と本サービスを利用する多くの病医院は、各病医院にあるクラ

イアントマシンの環境に影響されず、既存の環境を有効活用できることが出来、初期投資を大幅に抑

えながら、かつ従来の既存業務コストやシステム運用コストを大きく削減することに成功しました。

さらに、今まで保存メディアや紙で行っていた医療機関、病医院と臨床検査会社各拠点間の検査受

付データ及び報告データのやり取りは、極めてセキュアな環境で、安心かつ簡単に、よりリアルタイ

ムに行えるようになり、検査結果を病医院と患者のもとへいち早く届けることが出来、早期の処置・

対応が可能となりました。

一方で、今まで課題とされていたヒューマンエラーや時間・場所的な障壁を取り除き、大幅な業務

効率と業務の正確性をも実現できました。

なお、本サービスは、株式会社ネオジャパンが提供中のSaaSサービス『Applitus(アプリタス)』の

1アプリケーションである「desknet’s DAX Extra(デスクネッツ ダックス・エクストラ)」を基に、

ユーザ・インターフェイスやデータ処理、基幹システムとの連携の面で新たな機能をカスタマイズし、

医療情報の交換用ツールとして作り上げました。さらに今回のサービスの運用にあたっては、総務省

より2009年7月に開示されている「ASP・SaaS事業者が医療情報を取り扱う際の安全管理に関するガ

イドライン」に準拠した運用体制を構築した他、データセンター事業者である株式会社IDCフロン

ティア(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 真藤 )とも協力することで、従来のSaaSよりもより

レベルの高い「医療情報の取り扱い向けサービス」として総合的な運用を行っています。

今回の大きな成果を基にメディウェブは、親会社である株式会社日本アルトマーク(本社:東京都中

央区、代表取締役社長 楊 浩勇)のメディカルデータベース(MDB)の施設情報と連携させ、トレーサ

ビリティの精度・安全性・情報管理を向上させ、今後同サービス基盤を活用した新しい医療情報サー

ビスへの拡大・拡充へ取り組んでまいります。

<株式会社メディ・ウェブについて>

会社名: 株式会社メディ・ウェブ

(医療機関及び医師データベースの国内最大手(株)日本アルトマークの100%子会社)

代表者: 代表取締役社長 佐竹 隆

所在地: 東京都港区虎ノ門4-1-21 葺手(フキデ)第二ビル2階

設立 : 2007年3月28日

URL : http://www.mediweb.co.jp

事業内容:

医療関連企業や医療機関向けのSaaS/PaaS等のクラウドサービスの開発及び運用

医療関連企業のWebシステムコンサルティング

医療現場をエンパワーメントする情報サイト「meressa.com」の企画運営

<株式会社ネオジャパンについて>

会社名: 株式会社ネオジャパン

代表者: 代表取締役社長 齋藤 晶議

所在地: 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1 横浜ランドマークタワー10F

設立 : 1992年2月29日

URL : http://www.neo.co.jp

事業内容:

1.Webグループウェア「desknet's」をはじめとするパッケージソフトの開発・販売

2.パッケージソフトをカスタマイズしてレンタルするASP・SaaS・クラウドサービス

3.アプリケーション・システムの企画/設計/開発、ネットワークインフラ構築等、システムにかかわ

る、あらゆるサービスを統合的に提供しているトータルシステムインテグレータ。

※ネオジャパンは、マルチメディア振興センターによる「ASP・SaaS安全・信頼性に係る情報開示認定

制度」にて認定を受けています。

<株式会社日本アルトマークについて>

会社名: 株式会社日本アルトマーク

代表者: 代表取締役社長 楊 浩勇

所在地: 東京都中央区日本橋浜町2丁目45番1号

設立 : 1962年3月2日

URL : http://www.ultmarc.co.jp

事業紹介:

日本の主たる製薬企業、医療機器、臨床検査、その他利用関連企業向けに医師及び医療機関のデー

タベース(メディカルデータベース)を提供する国内最大手

臨床試験受託業務(CRO)のうち医薬品市販後調査(PMS)分野の国内最大手

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<株式会社IDCフロンティアからのエンドースメント>

株式会社IDCフロンティア(以下IDCフロンティア)は、『SaaSモデルでの臨床検査の受付・報告

業務サービス』の提供開始を歓迎いたします。

IDCフロンティアは長年の経験で培ったデータセンター運用のノウハウにもとづき、高品質・高信頼

のデータセンターソリューションを提供しています。『SaaSモデルでの臨床検査の受付・報告業務サ

ービス』のサービス提供にあたって、セキュリティ面で信頼性の確保に貢献できることを誇りに思っ

ております。

今後も、IDCフロンティアは高品質・高信頼のサービス提供を通じて、お客様のビジネス価値の最大

化を支援してまいります。

株式会社IDCフロンティア

ソリューション事業本部長 石田 誠司

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■本件に関するお問合わせ

株式会社メディ・ウェブ 広報担当 小池(こいけ)

TEL:03-6402-4770

E-mail: press@mediweb.co.jp

株式会社ネオジャパン マーケティング統括部 小沼(こぬま)

TEL:045-640-5920

E-mail:dnpress@desknets.com

11.09.2009

「情報がもたらす医療の将来」月刊基金座談会

社会保険診療報酬支払基金の出す定期雑誌「月刊基金」の2009年10月号に、楊が座談会で話した内容がでております。



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座談会:情報化がもたらす医療の将来、民間の力で情報化を推進 (取材日、2009年9月)

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10.24.2009

プチパンダ



世界150個限定販売のルイヴィトン「プチパンダ」。

オークションで手に入れてから、作者の村上隆さんにサインをお願いしていました。



村上さんがパリでの個展の準備などで忙しかったようで、時間がかかり、昨日ようやく「帰宅」!

プチパンダのちょうど、おしりのあたりにサインしてもらいました:

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楊さんへ



村上隆

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夢って、どんな?

・・・・・そりゃー、ねっ、もちろん、そりゃー、「医療改革をアルトマークから」!!

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自宅では、ワインセラーの上に、いただいたケースのなかに入れて、大事に保管。スポットライトを当てると、まるで美術館での展示のように美しいです。


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ついでに?、、、また、最近、新たに村上隆さんの絵を二枚新しくオーダーしました。

「優しさ」を誤解

ボクは、仕事の仲間に対する「優しさ」を誤解していた時期があります・・・・

12年前にベンチャー会社を立ち上げてから、ずーと・・・・そうですね、つい数年前まで、、。思い返すと、ボクは社員、部下、チームメイトに対してとても申し訳無いことをしてしまっていました。

・・・・それは「気を使いすぎていた」「遠慮していた」「改善するべき点があっても、黙っていた」「無理を言わず、頼らなかった」

今は、それが間違いであることがわかり、接し方を変えるように努力をしています(まだ、自然とできていないので、注意と努力が必要です、、、)。

ご縁があって、人生のなかで貴重な多くの時間を一緒に仕事をしている人に対して、本当にその人の幸せ、その人の成功、その人の成長、を願うのであれば、、、気を使ったり、気付いていて改善をアドバイスしないのは、その人にとって申し訳ないことだと気づきました。自ら気付いたのではなく、メンターのY氏からの指導があってようやく悟らされました。

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部下や周りの方への指導で、メンター曰く気をつけている点は:

①心から、純粋に、その人の成長を願って、その人のためを思ってのアドバイスであること(これって、とても大事。本人の成長を願っていたら、改善を指摘して「あげること」で、感謝されます)。

②「XXXが駄目だから、OOOすると良い」という言い方ではなく、「XXXXをOOOにすると、もっと良くなるかもね〜^^」

・マイナス、否定から入らない。ポジティブに、肯定系、さらに良くなるためのアドバイスと位置づける。

・完全に決めつけない。意見として参考にしてもらう。選択は自分で。

③そのなかでの良いポイントがあれば、まずは、その良いポイントから認めてあげる(褒めてあげる)ことが出発点であることが望ましい。

④成長を気付いてあげて、そして気付かせてあげること。1ヶ月、2ヶ月前にできなかったこと、下手だったのが、できるようになった、上達したことを具体的にわからせてあげる。気付かせてあげる(意外と、自分の成長は自分では気付かないものです)。

⑤全員に対して、フェアに接する、フェアに指導。

⑥その方に対して「関心を強くもつ」こと。部下や周りに対する関心度合いを強くもつこと。その人の顔色、健康・・・

⑦コミュニケーションは「キャッチボール」。会話は「ボールを投げて」「ボールを受け取り」を繰り返すイメージ。ボールを投げるのに、いきなり強く全力で投げつける、、、ではだめで、受け取りやすい高さ、その人の受け取る技術を配慮して投げる(子供には受け取りやすいボールを大人がなげてあげるように)。キャッチボールを繰り返していくうちに、お互いのリズムは整い、そして少しずつ、距離が縮めていく。最初にこちらから投げるボールは、簡単なボール、スタートしやすいボール{お天気、お子さんのこと、趣味のこと、仕事の進み具合、・・・}。

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ボクはここでこんなに偉そうに、書いていますが、、、

ボクが全く、部下の指導が出来ていない、遠慮している、リーダーとしての資質に問題があることを見抜いた「メンターのY氏」から、上記のようなポイントをご指導いただき、ようやく「イメージがつかめて来た」という段階です。まだ、まだ、全く「出来ていない」状況です。みなさん、、スミマセン。頑張ります。

メンターのY氏の厳しい指導に、本当にいつも感謝です。

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たとえ話です。

親が子供が可愛いからと言って、「学校には試験があるからたいへんだ、勉強が嫌いだから学校に行かなくても良い、試験で優劣をつけるなんてとんでもない・・・・」これって、親としてどうですか?

子供が可愛かったら、勉強の大切さ、世の中の厳しさを教えてあげて、辛くても勉強させ、勉強のおもしろさを教えてあげ、学校に行かせて試験を受けさせるべきです。

試験があって、評価があってこそ、自分はあとどの点に気をつけて勉強すれば、さらに成長できるのかがわかります。学校にも行かせない、試験が無い学校に通学する、親が叱らない。子供が可愛そうじゃありませんか?社会人になって、ちゃんと社会に役立つ仕事ができるとは思えません(価値を創造した分が報酬ですから、給料が高い仕事にもつけない)、そして、幸せな人生が送れるとは思えません。

職場も、同じです。

学校には、せいぜい12年から16年しか通いませんが、会社は40年以上も通う「長い長い期間通う学校」です。会社が、上司が、同僚が、場合によっては部下が、学校の先生の役割、試験を課してあげる、教えてあげる、いろいろな意味での勉強の機会を作らなければならないと思います。

会社は、働いた仕事の価値に応じて金銭という報酬で報いる以外に(これは基本であり、良い会社悪い会社で大きな差がない)、もっと大事な報酬は、「やりがい(世の中に貢献しているという自負)」と「会社を通じた人間の成長支援」だと思います。このやり甲斐と成長支援を意識している職場かどうか、、、これでその人の会社と職場の満足度が大きく影響すると思います。

ES調査で、「仕事には満足している」が、「会社満足」と「職場満足」が低いのは、一般的にみて上記に原因があるからだと、私は考えます。会社(経営陣、管理職)が学校になっていない、試験がない、先生であるという意識が低いと、社員が長い目でみて不幸です。

学生時代に、試験が無い、いつも自習時間をくれた優しい先生、通知簿はできもしないのに平均点以上くれる先生。この昔優しいと思えた先生の一方で、一生懸命に教えてくれ、自分の人生を変えるような指導をしてくれた先生のほうが、社会人になった、今となっては感謝するはずです。

動物は、今を楽に生きようとする習性があります。でも、知性と想像力がある人間には、将来を見て「今の価値基準」を持つべきです。厳しいのが優しさであり、深く考えない優しさは冷酷です。

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学習をしないこと(本だけではなく、仕事から、人間関係から)、出来ないことは、本当に悲しいことなんです。

日本は、義務教育と国民皆保険制度、介護保険制度などのなかで、「教育」と「医療」「福祉」に対して、あまりにも鈍感、あって当たり前で、いつでも必要な標準的水準を支給してもらえる「権利がある」・・・そのもの自体の本質、そのものの大事さを、見失ってしまったのかもしれません。

アフリカの子供達が、一生懸命勉強し学んでいる姿、病気のなかで一生懸命に生きる姿をテレビなどで見ると、本当に自分が恥ずかしくなります。

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10.20.2009

ヘルスケア領域のパイオニア??えっ?ボクが??

第3回 IHLセミナー講演録 http://ihl2009.blog20.fc2.com/ から転載いたします(スミマセン、ちょっと、長文かもです、、、)。

アルトマーク社長室の小林肇さんが理事を務めるNPO法人IHL(医療におけるリーダーシップ研究)から、今年7月に講演の依頼をいただきました。

今日、たまたまネットサーフィンをしていたら、その議事録を見つけましたので、転載させていただきます。自分が講演で話した内容がこんな形で公開されるのは、とても恥ずかしいというか、かっこわるいというか。。。でも、ボクの思考の背景、根本の一部が見えるような気がして、、、そして、現在の基本的思考も。。。何かの参考になればと思い、ここでも公開させていただきます。

以下、転載:


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今回のセミナーのテーマは、「ヘルスケア領域のパイオニア達」。
それに則して、参加者には事前にアウトプットが設定されていました。それは以下5点です。

1 あなたがヘルスケアの分野で達成したいビジョンは何ですか
2 それを達成したいと思ったきっかけは何ですか
3 何をもってビジョンを達成できたとしますか
4 ビジョン達成に最も障害となるものは何でしょう
5 どうすればその障害を乗り越えられるでしょう

この課題をアウトプットするにあたって、本日はヘルスケア領域の2人のパイオニアをお招きしました。先駆者の足跡、特に「なぜ始めようと思ったのか」「途中の困難をどう乗り越えたのか」を学ぶことで、より、参加者のビジョン形成、行動喚起を促進することを狙いとしています。
多忙な中、格別のお力添えをいただいた、楊浩勇氏、舩木良真氏には、この場を借りて、改めて謝辞を申し上げます。

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お一人目の講師は、楊浩勇(やん・はおゆう)氏。楊氏は、医師であり、株式会社アルトマーク社の代表を努める。医師である楊氏が「ビジネス」に携わったのは12年前に遡る。本日は、猛スピードで医療情報事業領域を駆け抜ける楊氏に、アントレプレナーとしての鍵となる考え方を披露いただいた。

楊氏の歩みは、「医師によるベンチャー事業」の歩み

まずは、楊氏の経歴を見てみよう。
楊氏は、平成元年慶應義塾大学医学部卒業。同大学眼科学医局に入局。その後、平成8年、慶應義塾大学院経営管理研究科・アントレプレナースクールに第一期生として入学。卒業と同時の平成9年、株式会社メディカル・データ・リサーチ(MDR)を設立、医療分野のIT化とマーケティング主とした事業を始めた。「MDRの事業計画書はアントレプレナースクール時代に書いたもの。教授からは『1,000の事業計画書の中でも3本の指に入る』と言われたものだったのですよ」と楊氏。そのエピソードからも事業への期待が窺い知れる。この頃は「医師が始めたベンチャー」ということで、雑誌に取り上げられ、また株式の主幹事は野村證券が名乗りを上げるなど、上々のスタートであった。その後、「いいことも悪いこともあった」(楊氏)時期を経て、平成11年にマイクロソフト社、その他数社の出資を受けることとなる。ちなみに、マイクロソフト社の日本での出資は11社目、さらに医療分野に絞ると日本初であったという。
MDR社はその後、いくつかの上場企業の出資も受けながら、平成12年にソフトバンクと米国ウェブエムディー(WebMD。NASDAQ上場、米国医療情報最大手企業)に全株を売却、同時にWebMDの日本法人の設立を担当し、取締役(副社長、COO)に就任、平成13年3月の米本社による日本事業撤退時まで同職を努めた。
同社を退任後、平成13年4月より、日医総研研究員としてORCAプロジェクト、IT戦略、医療経営に関する研究と実務を担当した。その後、平成15年1月から平成16年7月まで、Harvard School of Public Health の Research Fellow、そしてHarvard Business School の Prof. Regina Herzlinger に師事。平成18年6月から慶應義塾大学医学部薬理学教室ジェネラルマネージャー兼非常勤講師を努め、その後、クリニックの立ち上げ、サプリメント事業の立ち上げ、さらには、医療におけるITとマーケティング、マネジメントを事業ドメインとするメディウェブ社を経営。そして、平成21年3月に、日本アルトマークと株式交換による合併を敢行、代表取締役に就任。現在に至っている。

「医師になって、ビジネスをやる」との決意。そして実行

このように、楊氏の経歴には猛烈なスピード感がある。
このような楊氏の歩みは、どのようにして生まれたのだろうか。楊氏の生い立ちに触れてみたい。

楊氏は、日本で生まれた華僑の3代目である。幼少時の国籍は中国だが、パスポートは台湾であった。現在国籍は日本にある。
楊氏のキャリアに大きな影響を与えたのは幼少期の父親の言葉にあった。「ちゃんと勉強しないのであれば、中華料理屋にいけ」。この言葉に楊少年は大変な衝撃を受けた。父親曰く、普通に勉強しても、一流企業の社長にはなれない。であれば早く料理屋に入り修行をすれば、皆が大学を卒業するころには店を1軒持てているかもしれない、という論理であった。大変な衝撃を受け、悩む楊少年。そんな楊少年に父親は言った。「言語ができること、技術を持つこと、資格を持つこと、この3つがあれば生きていける。早く行動を起こせ。」
そこで楊少年は、まずは言語の壁を越えることと目標設定し、一人シンガポールに渡った。当時12歳のことである。シンガポールの学校に入り、一人生活で寂しい想いをしながら、さらに楊少年は悩んだ。「技術といっても何をやればいいのか。資格といっても何をやればいいのか」。そこで選んだ職業が「なんとなくかっこいいと思っていた」(楊氏)医師であった。
一方、楊氏の叔父夫婦は上場企業を経営しており、その社会性やスケールの大きさがとてもかっこよく見えた。そして思いついた。「医師になって、ビジネスをやればいい。」

そして楊氏は慶應義塾大学医学部に入学した。そこではすばらしい恩師にめぐり合うなど、人生で貴重な出会いが数多くあったという。そしてさらに、ここでこの後のキャリアを決定づける出来事と出会った。
それは、臨床研究現場でのこと。当時、熱心に臨床研究に勤しんだ楊氏であったが、日本のデータベースの不備にはほとほとあきれていた。海外にあるデータベースは日本にはなく、そもそもコンピュータの普及も遅れていた。このとき「今後絶対に、コンピュータおよびデータベースが臨床に、経営に、患者サービスに使えるはずだ。そこにビジネスの需要が必ずある」と確信したのだ。この気づきが、後の楊氏のビジネス領域を決定づけることとなる。
ちょうどそのとき、慶応ビジネススクールのアントレプレナーシップの第一期生募集をしていた。楊氏は早速入学、そこで、初めてビジネスを学び、自分で事業計画を書いた。当時の教授に「1,000の事業計画のうち、トップ3に入る」と言わしめた秀逸なプラン。この事業計画を元に立ち上げたのがメディカルデータリサーチ(MDR)社である。「MDRでは苦労しました。1987年、当時山一證券が倒産した時代です。私は当時、意図しない形で潜在株の発行をしてしまい、株主にいわば背任行為をした形になってしまいました。この問題を解決するのに、本当に苦労しました。事業どころではなかったですね。家などの資産も手放しましたし、ついに身体を壊し入院するはめになってしまいました。」と楊氏は振り返る。
その後、同社をWebMDに売却したときには、多額の売却益が入ったものの、その後も苦難は続いた。「残念ながら、私はWebMDでは社長になれませんでした。当時30歳そこそこであったことに加えて、『医者には無理だろう』といわれたのです(苦笑)。医師というと「経済音痴」というイメージがあるようで、自分が医師であることにコンプレックスもありました。外資系コンサル会社出身の社長のもと、考え方の衝突があったりと苦しい時期でしたが、それも含めて大変勉強になりました」(楊氏)。その後、米国WebMDの日本撤退の折にも大きな苦難が待っていた。人の問題である。同社立ち上げの際に雇用した多くの優秀な人々を養わなくてはならない。楊氏の責任感は、それを放棄することを許さなかった。そこで楊氏は、クリニックを設立、365日働き稼いだ収益で彼らに給与を支払ったという。「自分のお金で支払ったため、またすっかりお金はなくなってしまいましたよ」と楊氏はそれでも明るく語る。なんというエネルギーだろうか。

その後、楊氏は短いサバティカルの期間を得る。「この期間は大変有益でした。これまでの整理にもなりましたし、次のビジネスを考えるきっかけとなりました。」と楊氏。その後の活躍は、前述のとおりである。

かぎになった考えや行動。

「これから何かを始めようとする方々に参考にしてほしい」と、楊氏のこれまでの歩みの鍵となった考えや行動を示していただいた。
以下に整理して、記述する。

■「不(不満・不安・不利)」を自分の力にする。逆に満たされたら、敢えて「不の状態」を作る

楊氏は「コンプレックスや不利な状況から生まれる強い意志、これが原動力です」と語る。不満、不安、不利が原動力になり、新しい価値が生まれることが多いそうだ。「成功者は「不」の力を上手に使っています。満足すると、人の成長は停止し、衰退していきます。現に私もそうでした。ですから、満足な状態になったら、敢えてチャレンジする「不」を見つけ「不」の状態を作ることで、また新たな「力」がわいてきます」(楊氏)

■夢をカラー付きで「リアル」に理想をイメージする

「『楊さん、ラッキーだったね』といわれることがありますが、まったくそうではありません。偶然やたまたまではない。来るべきその世界をどれだけ具体的にイメージして、どれだけ準備できるか。これが大切なのです」と楊氏は語気を強める。
夢見ること、想像することにより、現実化する可能性は何倍にも高まる。それは、イメージすることによって、自分の構想や気持ち、リソースのなかで「準備」をするからだ。そして実際に行動し、現実化し、それが自信となる。そうすればまた創造は膨らむ。このサイクルのポイントは「小さな願いから、少しづつ大きく、大義にしていく」ことであるという。
さらに「人類の進化に寄与する夢であれば、それは人の共感や、シンクロニシティーを産み、達成される可能性がとても高くなる」(楊氏)そうだ。それには、どのような力が必要か、何を犠牲にしないといけないのか、どれぐらいの期間が必要か、本当にそれを求めているか。それは何故なのか。深く考え抜くべきであり、その想像力によって、人生(仕事、成果、家庭、自分の後生)は大きく変化するという。
その際には、いいことばかりの創造ではなく、悪いことも創造する、ということも忘れてはならない。

■行動の意味、意義を定義する力。意義を感じ、行動する力。

「学園祭を楽しいパーティーやナンパの場として定義するか、または意味を見いだすか?それによって、得られる結果や、内容が違ってくる」この考え方はすなわち、「仕事を家賃や食費を稼ぐためだけと考えるか、または、そこに大義、正義、を見出し、仕事の定義を設定することができるかどうか」。リーダーになる人には大事な力といえる。

■レアだけど、時代の変化でいずれメジャー領域に

「『ユニークな存在でなければ、人生の競争に勝つ自信がなかった』というのが本音。30年前に『医者になってから、ビジネスをするようなバカはいないだろう』と考えたのが、きっかけなのです」と楊氏。
ビジネスセオリーの一つに「ニッチを狙え」はあるが、「ニッチのまま」だと市場は小さい。環境の変化によって、生まれるチャンスを、自分の強みや個性を活かして、大きなチャンスに育てることができるかどうか、ここが重要な点である。「将来かならず、そうなるだろう」と常識的に考えて感じることは、やはりそうなることが多い。しかし、99%の人はそれに対応した行動を起こさない。同じアイデアを考えついても、実際に実行して、継続し、修正しながら、上手にできるひとは0.1%以下。「やってなんぼです!!!」(楊氏)

■目標には、ジグザグで近づくもの

「目的、目標には、直線で到達するものではありません」と楊氏。人生・ビジネスの環境・人の気持ちは常に動いている。変わらないのは原理原則(プリンシプル)、変わるのは環境要因だ、というのが楊氏の考えだ。「成功=原理原則×環境要因」が、楊氏の法則。現象を因数分解し俯瞰し、目的と、目標、自分の足跡を確認する機会を作ることがその法則に則った行動であるという。その際覚えておきたいのが「成功に直線で到達は不可能」ということ。誰も通ったことがない道だからこそ、直感を大事に、時には運に任せ、進むことだ。自分の存在意義や方向性が見えなくなった時には、「考え込むより、何かをし続けることで目的が見えてきます」(楊氏)。

■陰陽思想

「陰陽思想」とは、物事には「陽」と「陰」によって構成されており、「陽」を大きくしたければ、「陰」も必要という考え方である。陰陽の調和が非常に重要であり、一見調和の状態は、この2色が交じり合った状態、つまり「灰色」と見えるがそれは外観上のこと、本質は白はより白く、黒はより黒いということを理解することが重要である「いわば、『「片手にロマン、片手にソロバン』です」と楊氏。ロマンだけでは、実現できず、ソロバンだけでは意味がない。経済性があるから、医療福祉が成り立つということを、忘れてはならない。

■モデル、師匠、メンターを探すこと

ロールモデルを探すことが成功の定義づけのイメージを容易にするという。尊敬できる師匠を見つけ、良いと思ったところは、迷わず真似ることが近道だ。
例えばスポーツや芸能の名プレーヤーには、彼らを育てた名コーチの存在がある。逆に言えば、一流になりたければ名コーチの元で練習すべきであるといえる。
また、メンターとは、公私関係なく信頼できる人生の良き助言者、というのが楊氏の定義だ。「自己点検の意味で、マインドとスキルの「健康診断」をしていただく方がいるのは、私にとって大変意味深いことだと感じています」(楊氏)。

■団体競技か、個人競技か

仕事は「個人競技」か「団体競技」に分けられる。職種や目的、または自分のビジョンの規模や性質によっても違う。「団体競技であれば『強いチーム』を作ることが大事なことはいうまでもありませんね」と楊氏。事業としての団体競技で最も大事なことは、支柱となる「理念」。チームメイトの成長支援、環境整備が、強いチームになる秘訣なのだ。

■目的を達成する力

楊氏は「目的を達成する力」の方程式を持つ。それは、「達成力=スキル(個人+チーム)×(発揮度合い)×モチベーション×チャンス×継続力」というものだ。
楊氏は言う。「『保有力』と『発揮力』は違います。保有力が少なくても発揮できれば大成功。保有能力を高めようとする前に、まず発揮度を上げること、能力を生かすことを考えるべきでしょう。『チャンス』も大事ですね。いい人とめぐり合う努力をすること、いいことをすることがチャンスと出会う可能性を高めます。」
何かの目的を達成したい時、人は自分のスキルの向上に専念する。しかし達成力を構成するには、多くの他の要素がある。それぞれを最大化することを考えるべきであろう。

■死をポジティブに意識すること

これはつまり、「人生は有限であることを認識すること」と言い換えられる。「ちなみに私は引退まで228.8ヶ月(993.4週)、死まで504ヶ月(2,192.7週)と試算しています」と楊氏。この発想には少々度肝を抜かれるが、そう考えると人生とはタイムマネージメント。この限られた時間を管理するという意識が重要であることがはっきりとわかる。「そのためにはまず、優先順位づけが重要です。そして『何をしないか』を決めること。選択とは捨てること、資源を集中させることです。そして、人生は、長さ(線)ではなく、トータルでの充実度(面積)と認識することも、人生を太く深く生きるコツといえると思います」(楊氏)。

継続は力なり

「最後に」といい、楊氏は我々に重要なメッセージをくれた。
「継続はちからなり」「念ずれば、花開く」。
続ければ、いつかは成功する。そこに、一歩一歩近づくこと、自律的な成長を積み重ねていくことが、きっと大きな成果につながることを信じることだ。そう、もしも自分が成し遂げることができなかったら、きっと後輩が後をついで続けてくれる。

夢を持ち、信念を持ち、私たちの想像を超えるエネルギーで幾多のチャレンジをし、また幾多の困難を乗り越えた楊氏の言葉だからこそ、私たちの胸に深く刻み込まれた。私たちの先人には、このようなすごい方がいる。しかしそれは決して一朝一夕ではなく、運や偶然でもない。そこには、ゼロからの第一歩があり、時に迷いながらも信念を持って歩みを止めず、全身全霊の力を込め足を前に踏み出していった、楊氏の一歩一歩の足跡がある。私たちは、そのエネルギーに圧倒された。翻って自分自身の胸のうちに語りかけた。「あなたはどうするの?」。
私たちは今日、楊氏にこの上ないエネルギーと勇気、そして知恵をいただいた。「次は自分の番だ」、誰もがその思いを新たにしたに違いない。

文責:ヘルスケアリーダーシップ研究会 理事 園田愛

ヘルスケアリーダーシップ研究会の活動に関心のある方は、どうぞ社長室の小林さんへ。。。。

閾値理論

努力が成果(結果)に結びつかない?

やっても成果が見えず、不安?

努力の度合いと、成果が比例しない・・・・

でも、努力しないと、絶対に上手くならない、習得はできない。。。。

特に語学であったり、音楽などの趣味や、スポーツ、。。。。仕事もそうですが、「すぐに効果が実感できない、習得が難しいもの」において、みなさんが、そう感じるものだと思います。

一方で、コツコツ続けていたら、ある日、急にそれができるようになることも、経験したことはありませんか?

例えば、小さいころの鉄棒や、自転車、水泳など。。。。

練習を毎日していたら、急に「出来るようになった」、周りからも、上手になったとほめてくれるようになったという経験もありませんか?。ボクは、今でも小さいころの自転車の練習風景、転んだときの痛み、そして、初めて乗れるようになった時に、父が喜んでくれたことを覚えています。

努力が効果に比例しない。でも、ある一定の水準を超えると、急に「出来る」ようになり、努力と上達が比例してくる・・・・・・・これは「閾値(いきち)理論」というので、説明ができます。

ある一定のレベル(閾値)を超えるまでは、水面下(見えないところ)では、上達をしているのだけど、成果があ「現れない」ものなんです。



ある一定以上のレベル(閾値)を超えた時、、、水面を超えてから、成果が誰から見ても分かるようになります。

人はよく「継続は力」なり、、、と言いますが、これは、「この閾値を超えるまで継続すること」が重要なんだとボクは思います。この閾値を超えると、別世界で、急に体が気持ちが軽くなり、ちょっとの努力で、二倍三倍と成果が出るようになります。

閾値を超えると、成功体験、勝ち方、コツが分かるようになり、環境が整ったり、リソース(人・もの・金・情報)が揃う、気持ちに自信が出てきたり、周りからのサポートが得られやすくなったり、勢いがついたり・・・・こういう要素が成果をさらに押し上げるのでしょうね。

もし、努力しているけど、成果が出なくて、ちょっと元気が出ない方・・・・

もう少し、水面を出るまで努力してみてください。それを超えると、また、別の世界がきっと待っています。

閾値を超えるまで、努力しないと、結局、成果がでないから、やる気が減退してきて。。。。中途半場に終わってしまいます。



中途半場であれば、やっても無駄です。それなら、撤退する。中途半場に努力した分の労力・気力がもったいないです。

この先、今の方法で、今の方向性で進むのは、明らかに目標とする成果が出なさそうならば、、、どうしたらよいか。

ボートを漕いで、東京湾からハワイまで行くのは、無理が明らかですから、その目標と方法が間違っている。自殺行為に近いし、他人や家族にも迷惑をかけます。

ボクは、今までにいろいろな仕事、プロジェクト、アイデアを実行して来ましたが、やっても無駄だと判断したら、あっさり止めることがあります。止めて考えます。場合によっては「凍結」「ペンディング」「寝かせる」。場合によっては、勇気ある撤退を行います。

止めて、じっくりと考えます。方向性と方法を変えて一心不乱に再トライをするか、または、撤退か。

方向転換や撤退って「失敗した」と思われがちですが、、、「その方向と内容ではうまく行かない」という事実と体験を得たというのは、「その時点での不本意な状態」自体が大きな収穫、成果であり、前進したことを良いと評価し、そして、正解に、一歩近づいたと、前向きに考えるようにしています。

失敗は諦めた時点で確定します。諦めないで、方向転換や撤退も「あり」だと思います。

努力を継続することが成功の条件ですが、無意味な努力はしないほうが良いというのも事実です。

目指す目標と、現在の状況をじっくりと見極めて、判断することがとても大事だと思います。

うまく行かない時の選択肢は4つ:

①閾値を超えるまで今のまま継続する、②前向きな方向転換(目標を変える、方法を変える)をしながら継続する、③一旦撤退して違うフィールド(分野、価値観)で再トライ(行動は一旦休止しても志は諦めない)、④敗北を受け入れるか(諦めて、行動と志ともに終焉)。

一歩先を読むチカラとセンス

ボクが、良く行くカウンター割烹料理屋の親方は、本当に怒りっぽくて、、、お客さんの前でも、部下やお弟子さん達を叱っています。

カウンター越しなので、お弟子さんが、何が原因で叱られるのかが、わかります。

親方が不機嫌になるのを分類すると:

■動きがわるい、

■リズムが悪い、

■一つ一つの仕事が「きっちり」としておらず中途半端、

■もちろん、それらに伴って生じる数々のミス・・・・

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何人かの助手のなかで、一人だけ、叱られないお弟子さんがいます。親方も、そのお弟子さんがカウンター周り担当の時は、お客様との会話もはずみ、笑顔がこぼれ、仕事もテンション、アゲアゲです。

その「デキる」お弟子さんを観察していると、

親方が次ぎに何をするのかを、ちらっと見て、瞬時に「読む」、そして、すばやく、その「準備」にとりかかり、親方は何も言わずにその準備した材料を調理する、次の調味料、次のもりつけ、次のお皿、。。。次から次へとまるて手品のように、さっ、さっ、さっ、っと出来上がり、親方は立ち位置、姿勢を崩しもせず、さらに、お弟子さんがぱっ、ぱっ、ぱっ、っと、受け取り、女将に渡す。。。。その間、親方は一言の指示もせず、お客さんとの会話を楽しみながら、手だけが精密機械のように動く・・・・

「デキない」お弟子さんがカウンター周りの時は、、、「はい、はい、まだ〜、おい、まだかよー!」「何をやっているだよっーー!!」「ちゃんと、準備しておけって、言っているだろ!!」「何、ぼけっとしてだこの野郎!」「何度言ったら、わかるんだっ!」・・・・お客様までびびってしまい、無言で食事をすることになります・・・・しーーーーん、、、

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医者の世界も同じです。

手術で、自分が執刀医をしている時、助手に入る若手医師の動作を見ていると、その彼が将来有望かどうか、良い術者に育つかどうか、容易に見分けがつきます。ほぼ100%当たります。

その違いは、手術の流れを見ながら、「この先の展開を読めるかどうか」「そのプロセスの一つ一つに、どのような意味があるのかを理解しようとしている」の2点にあると、思います。

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ビジネスでも同じです。

社内外の、多くの部下、多くのビジネスマンを見てきて、全く同じことが言えます。

できる仕事人は、必ず先を読んで、予防策、増強策を準備します。

資料やプレゼンも、見る人・聞く人が何を知りたいのか、何を質問するだろうか、何が不安点・不満点なのかを予知して、その答えを資料に盛り込みます。

次を読み、その先を想像することができるか、できないか。

それが、カウンター割烹の助手、手術の助手、ビジネスマン、全てで共通している「伸びるひと/伸びない人」「成功する人/成功しない人」「出世する人/出世しない人」「任させてもらえるひと/信頼されないひと」の違いです。

知識や、スキル、やる気だけではありません。

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先を、先を、先を読む、、、これって、スキル?これって、知識?

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(写真は、ヨーロッパで楊撮影、LeicaM8)

恋愛だって、スポーツだって、将棋だって、なんでも、先を読むことと、ゲームのルールを知らないと、勝てない、上手くいかないのと同じことが言えると思います。

きっと、恋愛上手、スポーツ上手、将棋上手は、ビジネスもすぐコツをつかむかもしれません。

他人に上手に頼る力

人間関係で、とても重要なことが、「頼る・頼りにされる」「必要とする・必要とされる」ということだと思います。この基本に、お恥ずかしながら、気付くまでに多くの失敗を仕事面、個人生活の面でして来たように思えます。

知り合いのクリニックの看護師さんは、本当に前向きな気持ちで仕事に励み、一歩先を読むチカラ、勉強も熱心、仕事に対する熱意もあり、患者にも優しく、、、とても幸せそうに仕事に取り組んでいます。彼女が勤め始めた3年ほど前までは、本当に”普通の感じ”=言われたことをやる、期待以内のことはやる。しかし、プラスアルファ、工夫や期待以上のことを自主的に取り組むことは、ありませんでした。

しかし、この1年ほどで、見る見る、実力、行動、考え、マインド、姿勢に変化が見られました。それは、職場のみんながそれを認めています。「すごく仕事ができるようになった。表情が変わった」と。

数日前、彼女に聞いてみました、「何が、あなたをこのように変化させたのか?」。

彼女の答えは、「みんなから頼りにされるようになり、それに応えているうちに、やり甲斐を感じるようになった」と、すごく明快な答えでした。なるほど。

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人から頼りにされると→自然とそれに応えようとして、頑張る、工夫する、もっと良くしようとする→努力の過程と成果を認めてもらう→喜んでもらう→褒めてもらう→自尊心・自負心、自信が生まれる→もっと、人から頼りにされる→もっと、力をつける→∞

きっかけは、「頼りにされる」ことだったんですね。

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ここから先は、ボクのプライベートな経験です。

ボクは、中学から親元を離れ、掃除洗濯食事、仕事、何でも自分でやれますし、きっと一般的な女性よりも上手に出来てしまいます。仕事もがんばり、親戚や周りから評価され。きっと、女性からすると、「頼られていない、必要とされていないのでは?」「自分がいなくてもこの人はやっていける?」という気持ちにさせるのではないでしょうか。ボクは、自らの努力と成果、自らの自信の増強とともに、周りのやる気、向上心、自信、自尊心、自負心を減退させてしまっていたのかもしれません。気付くのが遅すぎました・・・・

仕事でも、時々、自分が頑張れば頑張るほど、走れば走るほど、成果を出せば出すほど、人から距離が離れていき、孤独になるのではと、感じることがあります・・・・

上手に、周りに、パートナー達に、役割や仕事、責任を分配し、出来るプレーヤーでなく、良い指揮者にならないければならないと、注意するようになりました。でも、現実には、時々まだプレーヤーとして、周りを頼りにせず自分でやってしまう焦る自分がいます・・・・

(写真は、ヨーロッパのレストランで。。。LeicaM8で楊撮影。まるで、映画のワンシーンのように、カップルが見つめ合っていたので・・・・パシャっ 。)

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得意なスキルと役割を理解するマインドを持っていてこそ、{頼る・頼れれる}、{必要とする・必要とされる}の構図が成り立つ、絶対条件でもあると思います。

仕事と家庭、両方とも難しい。。。。

10.02.2009

自宅からの東京タワー


今夜、メディウェブでの夜のミーティングがドタキャン。久しぶりに、めずらしく夜9時ごろには帰宅。

窓を見ると、「おっ!今日は、いつもと違う東京タワーのライティング!」。(2016年のオリンピック誘致バージョンかな?)

しかも、雲(クラウド)によって、タワーがより妖艶な雰囲気に!(最近、クラウドが気になります^^)

普段と違うタワーを見られただけでも、なんだかラッキーな気分に。



(写真は、自宅ベランダから、三脚を使って、LeicaM8 で撮影)

9.26.2009

時代の節目(北京から)

四十数年?生きてきて、いくつかの時代の節目を経験しました。

急成長の日本から、1976年に12歳で発展途上のシンガポールに留学。その後、日本から多くの工業が東南アジアに生産拠点が移り、東南アジアが急発展。1980年代の東南アジアのダイナミックな急発展のなかで生活をして、文化水準が急速に日本に近づくのを体験しました。日本で流行したものが、どんどんタイムラグが短くなってくるのです。

その後日本にもどり、バブル時期を東京で。まさに、映画「バブルでGo」を体験。

バブル崩壊後の後に、これから「医療現場におけるPC(情報化)の利用が始まるはず」と感じ、96年ごろの第二次ベンチャーブームに起業。1999年ごろから2000年のネットバブル。ネットバブル時に株を全部売却。それから、すぐに米国新興株式市場ナスダックから崩壊が始まる。米系ネット企業WebMDの役員として東京とシリコンバレーのど真ん中で、その急上昇と急降下の節目を体験しました。

しばらく世界が傷を癒しているかのように、静かになっていたかと思うと、金融のグローバル化と金融工学(土地、リスク、債務、天候、ローン、なんでもが債権化されるようになった)によって、世界のマネーが今までに無い活発度で動き始めました。土地がREIT、SPCなどの手法で金融商品の一部となり、世界の土地や株が急上昇。日本の汐留、品川、各地でビルとマンションが建つように。ここでまた時代の節目を感じたボクは、不動産のピークだった2007年夏に当時、都内の住宅街「長者丸」にある一軒家を売却。その後、予想通りに不動産は下落し、2008年のリーマンショックを迎える。

中国の著しい発展を日本にいてニュースなどで目にします。バブルはきっと、中国もバブルが崩壊して、景気が低迷しているのかと思いきや・・・・

未だに、今年も、9%の成長を継続。

昔シンガポールで経験したような、いや、それ以上のターボチャージのかかったような急速な文化の変化です。その時より遙かに早いテンポで。

30年前の東南アジア急発展の時期と違い、今のグローバル化(お金が、会社の動きが、人の移動が、投資活動が・・昔は大企業だけの国際化が、今では、小規模企業や個人まで、、、)、ICT化、ウェブサイトでの情報取得、教育(自国語は世界では当たり前、会社の部長クラスは当然のように英語ができる、一旦就職してから、再度大学や大学院での勉強と資格獲得、キャリアアップ、、、)。しかも、この国には、自国内だけでも世界一購入ポテンシャルのなる市場を自ら持っています。

中国、韓国、台湾、香港、シンガポール、マレーシア、、、、どの国を見ても、文化、ビジネス、生活の水準が年率で5%から8%ほど成長(進化)しています。日本は?経済成長1%とかです。一昨年に行った、ロシアもすごかったです。

日本にいると、この海外の「ペース」を実感しません。最近、日本は本当に「ゆっくり」「のんびり」しているように感じます。成長意欲が低落し、緊張感がなくなっているように感じます。

日本人の「危機感の欠如」「理由も無い安心感」「個人としては不安感があるが、日本でみんなでいると大丈夫だと思ってしまう」、、、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」を思い出します。。。。

これは、予言ではなく、もう現実として、日本の経済沈下が一般の生活でも実感するようになると思います。

9月に訪中した時の北京には、ベントレーや、フェラーリが走り、ヴィトンのカバンを持つおしゃれなOLがたくさん歩いています。資産1億円以上の人口は、日本をはるかに上回っています。この1億円を持つ中国人は来年1億2000万にします。再来年は、1億4500万です。日本にいる資産1億の日本人は、来年1億、再来年は9500万ぐらいに目減り。為替も考慮すると、2年後には、2倍ぐらいの差がついています。税金を考えると、2年後には、手元の資金は3倍ぐらいに。

日本にいると、日本が世界第二位の経済大国(実質、もう中国が第二位になりましたが)という自信というか安心感から、有名大学をでたり、安定した会社に就職したり、会社の業績が落ちていなければ安心、雇用制度があるし、社会保障もあるし、、、、というのが、ほとんどの日本人だと思います。

グローバル企業のアジア本社のほとんどは、すでに日本ではなく、シンガポールか、上海です。空港のハブも日本ではありません。海外から見た日本は、もう、日本から自分たちで思うほど重要な位置づけではなくなって来ているのです。米国が中国とロシアの共産党を恐れた当時のような、冷戦時の地政学的な重要性も低下してきています。

もし、お子さんがいたら、絶対に、国際教育をさせなければなりません。できれば、留学を。

今後10年から20年以降は、英語か中国語が仕事でできて、かつ、専門分野で国際水準になければ、もし高度な知的付加価値作業でなく、単純労働であれば、中国、韓国、ベトナムとほぼ同じぐらいの平均賃金しかもらえないことも可能性としていてはあります(グローバル化なので、論理的には)。少なくとも、前者と後者の賃金のさらなる大きな二極化が生じるでしょう。国際的にみて専門性が低い仕事、低賃金の国でもできる作業は、賃金が下落するでしょう。

2000年に、システムエンジニア(SE)の報酬は、100万から多い人で120万、150万ありました。現在は、中国、インドの安いSEに、世界からネットで発注し、ネットで納品するようになったので、それにつられて、現在フリーSEの平均賃金は30万とか、場合によっては20万代もあり得ます。付加価値の高いコンサルティングや、マネージメント、ウェブ系に移行できないフリーのSEで40代の人は、この現実にすでに直面しています。これも、「中国人インド人に発注→相場が安くなる=当然予想されること」で、自然の流れです。自分の仕事で、①英語はできない、②中国人インド人等海外の人でも出来る仕事、であれば、危機感を持ち、レベルアップを図るべきです。

すでに、日本の賃金は低下してきています。すなわち、中国、インド、ベトナム、東欧、中南米との格差が縮まりはじめて来ています。特に、ネットを介して受発注と納品ができる仕事、すなわち情報系の仕事は顕著です。人が人に対して直接行うサービス業は、労働力を海外から入れることを規制すれば保護(もうそういう保護政策の時代ではなくなっていますが)できますが。。。

9.21.2009

鈴木悟選手キックボクシングで勝利!



昨夜、ボクサーの鈴木悟選手の応援に、後楽園ホールに行きました。

元ボクシングのミドル級チャンピオンですが、4年ほど前にK1に転向するも、その後一度も勝ち星をあげることができませんでした。。。。

ボクシングと、キックボクシングの違い、練習環境、生活費、病気と入院、年齢・・・・いくつもの、壁を乗り越えての一勝だったので、本当に勝った直後には、リングサイドで涙ぐみました。

その後、悟くんと、アナウンサーのMちゃん、友人の大城さんの4人で祝賀会を。

9.15.2009

診察室での人生占い

診察をしていて、感じることがあります。

病気の種類と程度とは、また別に、「得する患者さん(人)」と、「損する患者さん(人)」がいることを。

もちろん、医師として、どのような患者さんであっても、きっちりと手を抜かないで、差別せず、診断と治療をするのは、当然です。

でも、治療としての「合格点」を超えたところで、「もっと心込めて」「もっと何かしてあげよう・して上げたい」、、、と思わさせる患者さん(人)がいます。

これって、学校の先生でも、割烹料理屋さんでも、ホテルでのサービスでも、人と人が接してサービスが提供される関係、場面では同じことが生じるのだと思います。

営業先でも、会社内、学校内、家庭でも、、、、、得する人、損する人、、、、どういう相手に対して、人は好意を持ち、人は「それ以上のこと」を提供してあげようと思うのでしょうか?

患者さんを20年診てきた経験からして・・・・・
 →笑顔、明るさ、優しい目と表情、目を見て会話、ポジティブな言葉、尊敬(リスペクトしてくれるひと)、尊重、自分を信じてくれる人、受け入れてくれる、感謝の気持ちのある人、協力的なひと、素直な人、常識的な対応、TPOに合った態度と発言、かわいらしさがあるひと、謙虚な人、、、、、
逆に、どのような相手に、人は警戒し、不信感を持ち、嫌な気持ちになり、「合格レベル」の提供しか、したくなくなるのでしょうか?

 →不信感を持って接してくるひと、非協力的なひと、無愛想、敵対視する人、相手の立場を尊敬・尊重しないひと、無表情、反応無し、感謝の気持ちが無い人、人の気持ちが理解できないひと、空気が読めないひと、コミュニケーションのキャッチボールが出来ない人、無神経な発言や手紙・メール、挨拶が出来ない人、情熱・思いが感じられないひと、デリカシーの無いひと、妬むひと、マイナス思考のひと、・・・・・

コミュニケーションが下手なひとは、きっと、日常生活、家庭や、仕事や、交友関係などでも、きっと損しているだろうな~、これからも本人が見えないところで損をしていくのだろうな~と、、、、

患者さんを診ていて、まるで、占い師のように、その人の人生が見えてくる気がします。それは、大人でなくても、子供でも。

会社や社会で出世するひと(または、すでに出世した人)、絶対に出世しそうにないひと、幸せになれるひと、幸薄いひと、、、、

どんな占いよりも、当たると思います(笑)。

看護師さんにも聞いてみました。「どんな患者さんがプラスαが得られるのか?」。その看護師さんの答えは「普段から周りにプラスαを与えている人なんじゃ、ないでしょうか」。。。ナイスな答えですね。僕もそう思います。

9.14.2009

週末は温泉でチャージ



週末って、みなさん、どう過ごしているんでしょうかね~?

家族がいる方は、「社長、明日はね、子供と一緒にBBQなんですよ~」(M事業部営業のS課長が先週金曜に談・・・・)

、、、、家族サービス、たいへんですよね(注:家族サービスが楽しく感じるのではなく、たいへんという時点で、私のようなものは家庭人失格ですね。反省)。

僕の週末の過ごし方というのは、映画を見たり、買い物をしたり、友人と食事に行ったり、、、、でも、結構な割合で、家で本を読んだり、資料を作成したりと、仕事関係に時間を使っています。別に、良い子ブルわけではありませんが、仕事が大好きなんです。

でも、休みの日に家で仕事をずーとしている、なんだか、精神的に暗くなるときが正直あります。家族の団らんや、恋人とのデート、まったく息抜き無く、家にずーと、こもって一日中PCに向き合っていると・・・・・

そういうときには、「一休ドットコム」で、旅館・ホテルを検索。

先週の土日は、一人で、熱海の温泉に二泊。




最近は、ホテルや旅館に一人で泊まり、仕事や読書をする人が増えているそうです。

結局、一歩も旅館を出ず、週末の二日間はまるます読書とPCで仕事を。旅館の人も呆れ顔でした。


でも、気分は爽快(^^)!チャージしました!!今週も頑張れそうです!!!

9.02.2009

ギャンブルから学ぶ成功の秘訣

いくつもの本に書いてありました。そして、多くの成功者が語っていました。

「うまく行くまでやり続けたら、成功する。成功の秘訣は成功するまで続けること」だと。

また、違う本で、

ギャンブルの必勝法は、勝つまでかけ続けることだとありましたでも、それには、お金が有り余っている人にしか、必勝法は使えません。手持ちのお金が減ってくると、心細くなってしまい、気持ちにぶれが生じ、そして、ついには掛け金が無くなり、かけ続けることができなくなり、負けが確定します。

ギャンブルと仕事と置き換えて見たとき、お金のかわりに、かけるのは「やる気」、モチベーションの強さだといえます。


そうだ!

仕事のうえで、やる気さえ、失わずに、続けてやる気を「かけ続ける」と、必ず上手く行くという考えには、なんだか勇気づけられました。

親友の研究者が、研究で成果を出すには、①諦めない執念、②細かい丁寧さ、③直感、④ごまかさないこと、だと言っていました。



でも、間違った道を歩いているのに、その間違いに気付かずに歩き続けるのはダメです、間違いを認めず歩き続けてもダメですし。。。。間違いに気付いたら、軌道修正、戻る勇気も必要ですね。

「この道で間違いが無い」という確信、信じるところがあり、そして素直さ、修正する力があってこそ、執念が活かされるのかもしれません。

8.30.2009

スウェーデン




今、ヨーロッパの北極圏にも近い北欧の国、スウェーデンにいます。

直行便が無いので、日本からロンドンのヒースローまで12時間。ヒースローからさらに2時間ほどのフライトでスウェーデンのストックホルムに。日本を出てから、乗り換えの待ち時間を入れて、16時間かけてスウェーデンに(遠い!)

慶應の薬理学教室の安井教授と、慶應-カロリンスカ大の提携に関する打ち合わせのために来ています。安井先生は、慶應医学部卒業後、スウェーデンの大学院でPhDの学位を取得。カロリンスカ大学が第二の母校です。カロリンスカ大学は、日本ではあまり知られていませんが、ノーベル化学賞と医学賞を選考する機関として知られており、医学含めた科学研究では、世界で最も先端を行っているところです。

安井先生の手柄?として、カロリンスカ大学と慶應大学の大学院が、単位を共通化することになりました。慶應の大学院生がカロリンスカ大で取得した単位は、慶應でも認められることになり(その逆も)、双方の国際交流、海外留学や研究が一気に加速し始めました。同級生ながら、素晴らしい取り組みだと嬉しく思います。



昨夜、遅くにストックホルム空港に到着し、今朝、現地時間の朝8時から安井先生と、なんと早朝マラソン。

安井先生は毎日欠かさず朝走っています(笑)。海外出張した時も・・・・。8時に待ち合わせしていたのですが、なんと、安井先生は、僕と待ち合わせする前にすでに一時間約10kmを走ってきたそうです。




大学の近くにある湖畔を1時間ほどランニング。

「スウェーデンは美人が多い」(安井先生談)。走っていて、すれちがう女性ランナーはみな美人で、足がながくて・・・

その後の、朝食は美味しかったです。

8.28.2009

朝トレ

「なまけもののぼくがうまくいく55の法則」を読んで、軽い「ノリ」で始めた朝トレですが・・・・

ついに、一日の休みもせず、継続できました。

大げさですが、「自分の人生を変える10日になった」というほど、大きな収穫がありました。

体が少しトレーニングをして「健康的なった」ということだけではなく、

自分のマインドをコントロールする方法との出会い(モチベーションアップ)、コーチングに対する考え方、トレーニングや体の老化・退化現象から気づいたビジネス等スキルの老化・退化の問題、保有能力と発揮能力について、体も各種スキルも体幹(基本、土台)が大事であること、、、などを学びました。

何よりも、自分が「なまけものの」で三日坊主だったのではなく、内的動機付けと外的動機付けの付け方を工夫させすれば、困難な訓練でもなんとか乗り越えることができるという自信につながりました。

10日間、付き合ってくれた、鈴木悟くんには、感謝、感謝、感謝です。

9月20日、後楽園ホールでの試合を応援に行きますので、、、もし、良かったら、一緒に応援に!!

かーーーーと、血が燃えますよ!

ちなみに、10日を過ぎた、今日も、、、「早起きのくせ」で6時に起床。6時45分から一人でのトレーニングをしちゃいました。

8.23.2009

恒例のプライベート花火大会

昨夜(土曜22日)、千葉の稲毛の検見川浜公園で、プライベート花火大会を楽しみました!

約20年ほど前にBBQのついでに、始まった花火ですが、僕が海外にいる時を除いて、毎年開催。特に帰国後からは、プロの業者に依頼して大型花火を上げています。神宮クラスの花火をプライベートであげるのは痛快です(消防署、警察署、地元にも申請、及び連絡をしております。。。)地元のPTAなどからも、励ましとエールをいただいております(^^)。

僕は、4時半ごろから、後輩数名と、公園内の場所を確保し、6時ごろからプロの花火師たちが大型花火の設置準備を。

6時半ごろから少しづつ人が集まり始め、7時ごろから子供達が楽しめる小さな花火を楽しみました。

予定よりも、少し遅れ、7時50分ぐらいから大型花火を。

毎年、大型化しているのですが、今年も、気合いを入れて、さらに、大型化!!!



今年は、僕の友人知人、会社関係者、約300名ぐらい?(カウントしていないから??)、が参加。



毎年、花火大会の主催を通じて、学びもおおくありました。

・継続すること。

・参加費をとらずに、楊個人とスポンサーを募って費用を負担し、当日の手伝いはボランティア。これって、理念無くして、できません(ちょっと、大げさですが)。みんなに楽しんでもらおう、みんなが「あ~、夏の思い出だ!」と喜んでもらえれば。

・参加料を払った人、いない人、誘った、、そうで無い人。知っているひと、たまたま公園にいて見たひと、、、、花火は僕一人で見ても、みんなで見ても同じ大きさの花火を打ち上げるのには費用は変わりません。でも、一人でもおおくの人と、喜びをシェアできるほうが、喜びの度合いは多きくなります。「一人ではなく、喜びをシェアすることで、さらに幸せが増える法則」・・・・簡単なことですが、気付かされます。

来年も、許可がいただければ、8月末の土曜か日曜に、実行しますので、ぜひ、参加ください。


後輩達から、お誕生ケーキと、お花をいただきました!

シアワセ!

8.16.2009

診療とICT

昨日は、久しぶりに診察をしました。

白衣を着て、患者さんと接すると、「あ~、自分は医者だったんだ~」と思い出します(笑)。最近は、ミーティングルームで過ごすことが多くて。。。。

診察をしながら、どういうところに、最近の最新のICT(インフォメーション&コミュニケーション、テクノロジー)が医療現場に活用できるか・・・???、、、という可能性について、考えるようにしています。

診療現場で、医師の仕事はまだまだICTを活用するところがあると実感しています。

そして、製薬企業や医療関連企業と、診療現場を 「結ぶこと」によって、いろいろな可能性が生まれます。

アルトマークは、医師、薬剤師、病院、クリニックと、医療関連企業を結ぶことができる、唯一の企業ではないでしょうか。


僕が、電子カルテを作るきっかけは、大学関連の病院で勤務医をしていて、診療のデータベースがあれば、どれだけ医師の仕事が助けられ、患者のためになるか?ということでした。

電子カルテを作り、それだけでは、入力するインセンティブ、メリットがなくまた、レセコンに二度入力する手間が生じるので、レセコンとの接続が必要となりました。でも、医療情報が標準化されていなかなった90年代は、各社レセコンメーカーとのレセコンとの接続はマスターの問題で実現ができず、結局自分たちで、弱小ベンチャーがレセコンまで作ることに。

そのあと、医療情報の標準化ということが、ぼくの大きなテーマのように思えるようになりました。

医療情報の標準化が進み、ウェブを使ったICTの劇的な進歩、ウェブ2.0的利用、クラウドという概念、、、、今、もう一度、夢をもう一度、大きな白いキャンバスに描いて見る時期にあるのだと実感しています。15年前に、想い描いたけど、実現できない、不可能であったことが、今、できるような気がしてきています。


ベンチャー企業における管理職

リーダーと、一般社員の違いはどこにあるのでしょうか?

会社でサラリーマンの経験が少ない僕にとって、会社組織の仕組みというのは、とても苦手意識(これもコンプレックスや不安に近いものが・・・)があります。・・・・苦手意識があるので、本屋さんでも、会社組織に関しての本に自然と手がいきます。

先日買った本から、内容の一部をピックアップさせていただきます。

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リーダーとは、ここでは会社のマネジメント層(①トップマネジメント=社長・役員層、②ミドルマネジメント=部長・課長層、③ロアーマネジメント=係長、主任層)のことをいいます。

リーダーの基本的な役割は、5つあると思います(本では、4つですが):

(1)業務目標の達成:目標達成がリーダーの責任。

(2)職場力の強化:リーダー自身や、個々の構成員の個人の力だけでなく、職場を束ねて、チーム力を向上。

(3)部下の育成:部を育て、任せることで、リーダー自身がさらに高度な仕事に取り組める。

(4)上司の補佐:

(5)情報・気持ちの伝達: 会社全体の方向性を部員に伝え、現場の重要な情報を経営陣に上げる。


一般的に、社会人に求められるスキルは①ヒューマンスキル、②テクニカルスキル、③コンセプチュアルスキルの3つのスキルが必要です。

一般社員と比べて、リーダーは、テクニカルスキルに長じているのは、当然期待されていますが、良いリーダーとして評価されるには、コンセプチュアルスキルが特に大事です。

コンセプチュアルスキルとは、経営に関わる問題解決力。問題の本質を見極め、総合判断し、意思決定していく能力です。ローアーマネジメントでは、少なくとも最低「問題発見能力」が必須です。ミドルマネジメントクラス(部長)以上では、その問題の持つ根本的な要因、即ち課題形成、そしてその課題の解決策立案・実施・検証ができなければ、良い部長にはなれません。

そのうえで、人望の厚いリーダー、経営陣から信頼の厚いリーダーになるには、さらにヒューマンスキルが求められます。

ヒューマンスキルとは、人間的な魅力・学習・成長力、として、他者理解を基本とする対人関係能力です。チームメンバーと協働するコミュニケーション、リーダーシップ、チームワーク、周囲を元気づける力です。

一般的に、部長クラスというのは、一般社員と比較して、かなり高度なレベルが求められています。僕は、一流企業と二流企業の違いというのは、課長・部長のミドルマネジメント層の力の差が特に大きいと思います。大企業の部長クラスというのは、レベルがかなり高いです。

 アルトマークは、率直に言って、問題と課題の違いが分かっていない、課題形成ができるレベルに無い、問題解決力などが、全般的に不足しているように感じてます。


「リーダーとして信頼される要件」 (あとで、紹介する本にありました)を少し僕なりに手直ししてみました:

□仕事の能力、知識、技術がある。

□仕事に対して信念、情熱がある。

□掲げた目標にまい進、努力して結果を出す。

□部下の話をよく聴く。

□問題が発生した時の責任感、対処力、解決能力。

□決断力、判断が的確。

□コミュニケーション力があり、情報操作・情報ブロックをしない。情報開示・報告連絡相談が適切。

□部下を育て、適切な支援をする。

□組織的思考、組織的行動ができること。

□本質を見いだす力。問題点を因数分解、分析・解析する力。

□指示・指揮が明確で、曖昧さがない。

□実行力がある。やると言ったことをやる。


ベンチャー企業は、一流の大企業と違って、部長や課長を育てる、レベルアップするという意識と経営資源の配分が少なかったのが現状です。課長・部長・役員の方には、一般企業とのレベルの違いを意識していただき、これから、たゆまぬ自己開発、自己成長によって、会社を引っ張って行ってほしいと心から願っています。

 会社が数億レベルから30億、さらには50億に成長するには、役員・部長・課長のマネジメント力の向上が必須条件です。

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役員、部長、課長、これからマネジメントクラス入りを目指す若手に・・・・

株式会社 実務教育出版 新リーダーシリーズ は、簡単な内容でお勧めです。

新リーダーへ!「これが1つ上の仕事のやり方です」 澤田淳氏著。


コンプレックスと不安

コンプレックスや不安って、ありますか?

そりゃー、ありますよね。

これが、無いと言う人がいたら、それは不幸なこと、残念なことだと思います。

でも、有るからと言っても、上手く活かしきれていない人が多いように思えます。

僕は、このコンプレックスや不安があるからこそ、人は刺激され、成長し、アイデンティティを確立するきっかけとなるのだと信じています。

しかし、その一方で、コンプレックスや不安によって、人は社会や自分から逃避し、自分を見失い、時には他人を攻撃して蹴散らし自分が優位になったと錯覚している人もいます。


一人一人の、心のなかでのちょっとした「気持ちの持ち方」の違い、ほんのちょっとした励ましや、気づき、目標が見えるかどうかで、コンプレックスや不安が「吉」となるか「凶」となるかの分かれ道になるのでしょう。

僕が、中学から親元離れて海外に留学し、語学を学び、医学部を目指し、医師になり、医療ビジネスを目指すようになったのは、きっかけの根底にはコンプレックスと不安がありました。

華僑の三代目に生まれた自分は、小学校の6年の時に、親から国籍などの問題で一流企業ではトップまで行けない、就職では不利であることを早々と宣告され(?)、どんな国でも、必要とされる人間になる必要性を感じました。そこで、語学、国際感覚、そして技術や資格を取る方向性を目指しました。

一人寂しく親元を離れて生活していた自分は、自分の将来は自分が責任をとるしかないことを実感して、自分の将来のためには、その時にできることは目の前にある勉強しか無いと覚悟し、夜中まで勉強をしました。

大学に入ったら、秀才が多い同級生のなかで、勉強ができない自分がまたコンプレックスに。

医師になってからも、医療ビジネスを始めてからも、そして、今も、、、、何かを達成しても、また、次から次へと、コンプレックスや不安、自信が持てないことが生じたり、露出します。目標を立てて、それが実現されると、自分のなかで満足感が当然生じてしまい、「無風状態」「真空状態」のような状況になることがあります。そう言った時は、新たに自分の存在を上位のレベルで再定義して大義を自分で設定したり、ロールモデルを見つけたり、環境を変えたり、して新たなるコンプレックスや不安を意図的に作るように心がけています。

ソフトバンクの孫さんが、もし、モデルのような格好良い人であったら、名門一族の出身であったら、今のソフトバンクは無いでしょう(孫さん、ごめんなさい。。。。)

モデルのように格好良く、自分を律し、勉強してコロンビア大、ハーバードで学んだ元僕の部下だった平岳大くん(平幹二郎さんと佐久間良子さんのご子息)に聞いたことがあります。「なんで、そんなに頑張って来れたの?」。両親が有名人で、どこに行っても有名人の息子だと指を指されるのがコンプレックスで、誰も自分のことをしらない米国で勉強したいと、15才の時に単身米国に留学したそうです(現在、平くんは、俳優として活躍中)。

今までに出会った一流の人の多くは、人よりも何倍もの努力をしています。そして、何か、継続的に努力するパワーの源としてのコンプレックスを持っている人がほとんどです。いじめられたから格闘家になったとか、親が無学だったから学者になったとか、一流学校でないからコンプレックスで人一倍働いたとか、体系にコンプレックスがあったからファッションセンスでカバーしてスタイリストになったとか、、、、、、、一流になって人にあうと、その人の頑張ってこられた「ドライバー」は何か、興味があるので、自然と聞くようにしています。。。。みんな悩みや不安、コンプレックスが「種」になっていることが多いです。

コンプレックスと不安がなくなった時に、成長が無くなってしまうのでしょう。


最近、不安が強くなりすぎ、精神的に「折れてしまう人」が、世の中で増えているようです。僕も、不安をバネに戦うのと、不安によって押しつぶされるのは、紙一重の時がありました。

そういう時は、あまり自分に過度な期待をしないように自分に言い聞かせます。

戦争中や、もっと辛い状況下にある人達がいるなかで、こんな悩みで折れていたら申し訳ないと思うようにしています。多くの悩みは、人類全体から見ると、しょせん、贅沢な悩みだと思います。

それと、「ここまで来ただけでもう十分だ、これからは、ボーナス。できるだけ頑張るだけで良いと」。

不安は筋トレと同じで、徐々に負荷をあげて、体力、筋力を少しずつつけていかないといけないのでしょうね。

僕は、経営者、管理職でとても重要なことが、心の体力、丈夫さだと思います。


ある本に書いていました。

「人生で一番の不安は、無駄な一生を過ごすこと」だと。

そこそこ手を抜いて仕事をして、会社での保身に力を入れ、平均的な報酬をもらって、情熱的に頑張っている奴はバカだと批評し、自分は世渡り上手だと自信を持ち、精一杯頑張ったという実感が無いなかで、引退してから、平均寿命で、誰からも忘れられるような人生。。。。僕にとって、一番の不安は、無駄な時間、無駄な人生を過ごすことです。不安があれば、今の仕事を精一杯力を入れて、精一杯やり尽くすことだと思います。情熱を持って仕事に取り組むこと、情熱を持って生きることだと思います。不安は逃げれば逃げるほど、死ぬまでの間、どんどん大きくなって来て、結局逃げることができません。不安の一番の対応策は、今を懸命に生きることなのでしょう。

周りで、一生懸命生きていない人を見ると、どうしても、不思議に思えます、「何故、不安で無いのかな~と」。

僕は、次から次へとコンプレックスと不安が、、、、

・・・まだまだ成長の余地有りって、ことでしょうか?!(笑)

独立自尊

福澤諭吉先生の代表的な言葉であり、慶應義塾で学んだ人間は、良く耳にする四字熟語です。

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お恥ずかしながら、学生時代は勿論のこと、社会人になってからも、あまり、この言葉の深い意味を考えたことも無く、また、ぴぃ~んと来ませんでした。

40才を越したあたりから、自分のスキルや、人脈、その他リソースで、何とか独立系でやって行けるかどうか、、、なんとなく自覚するようになってからでしょうか、、、それと、伸びる人と伸びない人を見比べて、独立自尊の意味を考えるようになりました。


この「独立」は、特に会社を辞めてとか、個人プレーに走ったり、他人と協調しないというのではなく、

「自ら選択権を持つこと」「自分の信念に反することに妥協したり、コントロールされず、自由に生きること」「自立心を持ち、自負心、自尊心を持つこと」だと理解しています。


会社自体も独立自尊でなければいけないと思います。

お客様から下請け的な関係、従属的な関係になると、いけませんし、ある特定の顧客や商品にのみに売上を依存するのもあまり好ましい状況ではないように思います。

理不尽な要求、法令遵守で無かったり、不公平な取引に対して、断る勇気や決断ができるのも、独立自尊だと思います。

お客様と我々は、Win-Winのパートナーであるべきであり、付加価値の少ない、見下されるような下請けとして甘んじたくはありません。


個人としても、会社に勤めていながらも、独立自尊の精神は必要だと思います。

会社の方針や方向性が自分の望むところと違っていたら、辞める選択肢を自分サイドに主導権があるべきだと思います。辞める勇気が持てるのには、自分の仕事に自信があり、辞めても生活していける、他で勤務できるだけの自負がある人です。

僕は、昔から、自分の会社に勤める社員に、「いつでも辞められるぐらい実力を早くつけろ」、「本当の一人前になれ」と言っています。もちろん、辞めてほしい、離れてほしいから言っているのではなく、力をつけてほしいからです。

辞められるぐらいの実力があってこそ、自尊心、自負心があり、良い仕事ができる一人前なのだと思います。その上で、自分の理想、自分の目標を達成(自己実現)するのには、今のこの会社、このチームにいるのが、一番自分にとってベストな選択肢だと思えるのが、理想な関係・対等な関係なのだと思います。こういう人って、プロフェッショナル意識が強く、会社(すなわち社会や顧客)が必要とするスキルやマインドがあり、人材市場で人気がありますので、概ね報酬が高いです。もっとも貴重な「人財」です。

本当に「出来る人」は、仕事の難しさ・深さを知っているので、謙虚で素直、チームワークを大事にする傾向にあると感じます。野球でいうと、ワールドベースボールクラシックでのイチロー選手のようなチームリーダーです。

会社組織に勤めていながらも、ベンチャー企業の一国一城の主のように、自分の部門を「独立した事業体として」想像しながら、真剣に運営すると、実に学ぶことも多いはずです。いつか、機会があれば、独立しても良いと思います。会社や取引先、投資家から出資金を募って、ベンチャー企業を起こすことも、可能です。

アルトマークは、IPO後、子会社を作ったり、M&Aをして事業分野を拡大するはずですから、その時にぜひ社長として立候補してください。

僕の夢の一つに独立自尊の人をどんどん輩出し、将来の日本の医療ビジネス分野の一大登竜門、学校のように、多くの人材を輩出して、医療産業を人材面で発展させるということがあります。いつか、日本IBMや、リクルート、など多くの人材を輩出している会社のようにアルトマークが貢献する時代がきっと来ると信じています。

8.14.2009

ノミの法則

今日、ある社員と話しをしていて、この蚤の法則を思い出しました。「蚤(ノミ)のガラスの天井」の話です。
蚤って、自分のカラダの数十倍もの高さを飛べるそうです。
コップのなかに、蚤を入れると、ぴょーん、ぴょーん、とコップの外に自由に、元気に、飛び出してしまいます。
でも、このコップの上に、ガラス板を置いて、天井を作ると、、、
蚤は、ガラスの天井にカラダがあたり、何度も飛んで体当たりを繰り返して、、、しまいには、ガラスのちょっと手前で「寸止め」して、諦めて、ガラスに体当たりしなくなります・・・・・
数日後、ガラスを外しますと。。。。蚤は、ガラスがもう取り除かれているにも関わらず、天井があった高さ以上を飛ぼうとしません。
このコップを飛び出して、自由になる力と機会があるのに、障壁があると信じてしまっていて、飛び出すことができません。

何度もトライしたけど、ダメだったから・・・・
でも、意外と、その障害となっている壁は無くなっているかもしれません。その障害は、自分のなかの「思いこみ」であるかもしません。または、すでに状況は変化してきており、障害を取り除く工夫が今ならできるのでは?本当に、やり尽くしていますか?全力で飛んだ?
諦めないで、もう一度、全力で飛んでみると、実は、楽々飛び出すことができるかもしれません。
壁を取り除いたり、または、壁の一部に穴を開けるサポートをするのが、経営者やリーダーの仕事なのかもしれないと感じました(今日の僕の学びです)。

僕も、今まで諦めていたことを、もう一度、トライしようと思う気持ちになりました。

ところで、この蚤の話を思い出すきっかけをくれた社員は、この話を聞いて、「壁が無くなっていたのに諦めて飛ばなかった自分自身にとても腹が立ち、胃が痛くなる思い、悔しい思いをした」、とのことでした。
その悔しさを感じれた、ということは、きっと、とても良い気づきになったことでしょう。
これから、ずーと、蚤の天井の話を思い出せますので。
もう、明日からは、きっと、ぴょんぴょんと、飛んでいることだと思います。

8.11.2009

スーパーカミオカンデを準備していますか?

ノーベル物理賞受賞者の小柴 昌俊(こしば まさとし)さんが、テレビのインタビューで:
「運が良いなんてありえない、チャンスは周到な準備をしたものだけにやってくる」という話をしていたのを、よく思い出します。
とても、感動しました。
2002年「天体物理学とくに宇宙ニュートリノの検出に対するパイオニア的貢献」によりノーベル物理学賞を受賞しましたが、その研究というは、ニュートリノを、開発したスーバーカミオカンデで検出するというものです。
ニュートリノを「たまたま」検出するなんて、なんとラッキーなのか、、、、インタビュアーに言われて、反論したのが、この「運が良いなんてありえない。。。。チャンスは周到な準備をしたものに・・・・」という言葉です。
小柴さん曰く、ニュートリノが降ってくるのは、多くの人が分かっていた。その粒子は、地球上どこにでも、みんなの周りにフェアに降って来ています、でも、それを検出する装置を実際に作って、その粒子をキャッチし、長年待ち続けていたのは僕たちだけだった・・・この言葉にとても心にじーんと来ました。
研究でも、ビジネスでも、人生でも、すべて、同じことが言えると思います。
来ると分かっていても、それに対して準備している人というのは、1/100(100人に一人の割合)、または、1/1000、または、1/10000です。さらに、継続できるのは、さらに1/100、1/1000、1/10000・・・・、素晴らしい仮説があっても、それが実証されるまでには、1/1億、または、それ以上の確率になるのは、実行と継続に鍵があるように思えます。
器を実際に準備した人にだけが、チャンスがあります。宝くじを買わなくして、当たることを期待しても無駄です。
多くの人は、羨ましがるだけで、行動を起こしません。

宇宙から、または、未来から降ってくるチャンスという粒子を、器を用意できているかどうか、チャンスを見極めてキャッチできるかどうか・・・・

自分のなかに、「スーパーカミオカンデ」を用意するイメージを大事にしたいです!
ニュートリノのようにチャンスは、誰にも、同じように降って来ています。
ビジネスのチャンス、人生のチャンスの粒子をきっちりとキャッチ(つかむ)するカミオカンデの準備を!!
チャンスは「準備しない人」には、いくら待っていてもやって来ない、、、、当たり前のことなのですが、意外と「なるほど」と思います。

小柴さんが考案した、巨大な検出施設、「スーパーカミオカンデ」

8.10.2009

ヤンママ


母は、神戸に住んでいますが、一年に数回、上京してきます。
僕も、「いちおう」、一人住まいなので、温泉や、大相撲や、どこか旅行に行く時に誘ってみるようにしています。
なかなか、年寄りだけでは、体験できないところに行ったり、有名人と会ったりできると、オフクロは、「長生きしていると、ありがたい、ありがたい、、、」と言って、喜んで誘いにのってくれます。

独身になり、怪我の功名というか、なんというか、、、母を誘うことが増え・・・・、親孝行の機会が増えています(^^)

母は、84才ですが、まぁ、足腰と頭がしっかりしていて。
自分の母を褒めるのも、なんですが、、、、しっかり、しているんですよ。
とてもロジカルに思考し、カンが鋭く、本質を見極め、そして、理解力があって。
ビジネスの話や政治の話をしても、どうせ分からないだろうと最初は思って、説明していくうちに。。。。良い質問が帰ってくるので、受け答えしていると、・・・・あっ、この人、理解している!、、、ということが分かってきます。
何が、カラダと頭、心の健康のもとなのか?
見ていると、鍵は、素直さだと思います。
テレビや新聞、雑誌で、健康法や食事などの記事があると、切り抜きをして、そして実行してみる。
健康法は、詳しいですよ。
人のいうこと、特にプロのいうことを、素直に良く聞きます。
80才を越えても、息子や孫を訪ねて、シンガポール、オーストラリア、東京と、飛び回る母は、すごいと思います。
僕は、人との接し方、学ぶ大切さ、忍耐、信仰心、前向きな考え方、感謝の気持ちを持つこと、危機管理など、、、母から教わったこと、学んだこと、影響が大きいように思えます。
ザ・グレート・マザー!
尊敬しています。
今夜、山田優ちゃんママと一緒に食事に行った時に。。。。


ヤン・ママ(左)と優・ママ

8.09.2009

北海道で休暇

年に数回は、北海道旅行に行きます。
毎年、冬は、サホロか、ニセコにスキーに。
そして、夏も帯広を中心として、そこから、釧路や摩周湖、知床など道東をまわったり、今回のようにトマムやサホロ、富良野、然別湖をまわったり。
帯広には、知人が何人かいて、その知人の会社が主催の音楽コンサートやゴルフコンサートが毎年あり、ほとんど毎年、もう10年近くきています。
北海道のなかでも、特に帯広には、十数回来ているかも。
厳冬のイメージがありますが、本州から行っても、防寒具を十分に準備しているからか、暖房設備のおかげか、そんなに寒くはありませんし、夏は、湿度も高くなく、過ごしやすいです。
北海道の自然には、本当に癒されます。
でも、夏の北海道には、特に運転をしていると、ちょっと複雑な気持ちが。。。。
僕の親友が、4年前の北海道旅行で、女満別空港の近くの十字路での交通事故で亡くなりました。
夏の北海道に来ると、いつも、そのことを思い出します。

8.08.2009

独立自尊

福澤諭吉先生の代表的な言葉であり、慶應義塾で学んだ人間は、良く耳にする四字熟語です。
お恥ずかしながら、学生時代は勿論のこと、社会人になってからも、あまり、この言葉の深い意味を考えたことも無く、また、ぴぃ~んと来ませんでした。
40才を越したあたりから、自分のスキルや、人脈、その他リソースで、何とか独立系でやって行けるかどうか、、、なんとなく自覚するようになってからでしょうか、、、それと、伸びる人と伸びない人を見比べて、独立自尊の意味を考えるようになりました。

この「独立」は、特に会社を辞めてとか、個人プレーに走ったり、他人と協調しないというのではなく、
「自ら選択権を持つこと」「自分の信念に反することに妥協したり、コントロールされず、自由に生きること」「自立心を持ち、自負心、自尊心を持つこと」だと理解しています。

会社自体も独立自尊でなければいけないと思います。
お客様から下請け的な関係、従属的な関係になると、いけませんし、ある特定の顧客や商品にのみに売上を依存するのもあまり好ましい状況ではないように思います。
理不尽な要求、法令遵守で無かったり、不公平な取引に対して、断る勇気や決断ができるのも、独立自尊だと思います。
お客様と我々は、Win-Winのパートナーであるべきであり、付加価値の少ない、見下されるような下請けとして甘んじたくはありません。

個人としても、会社に勤めていながらも、独立自尊の精神は必要だと思います。
会社の方針や方向性が自分の望むところと違っていたら、辞める選択肢を自分サイドに主導権があるべきだと思います。辞める勇気が持てるのには、自分の仕事に自信があり、辞めても生活していける、他で勤務できるだけの自負がある人です。
僕は、昔から、自分の会社に勤める社員に、「いつでも辞められるぐらい実力を早くつけろ」、「本当の一人前になれ」と言っています。もちろん、辞めてほしい、離れてほしいから言っているのではなく、力をつけてほしいからです。
辞められるぐらいの実力があってこそ、自尊心、自負心があり、良い仕事ができる一人前なのだと思います。その上で、自分の理想、自分の目標を達成(自己実現)するのには、今のこの会社、このチームにいるのが、一番自分にとってベストな選択肢だと思えるのが、理想な関係・対等な関係なのだと思います。こういう人って、プロフェッショナル意識が強く、会社(すなわち社会や顧客)が必要とするスキルやマインドがあり、人材市場で人気がありますので、概ね報酬が高いです。もっとも貴重な「人財」です。
本当に「出来る人」は、仕事の難しさ・深さを知っているので、謙虚で素直、チームワークを大事にする傾向にあると感じます。野球でいうと、ワールドベースボールクラシックでのイチロー選手のようなチームリーダーです。
会社組織に勤めていながらも、ベンチャー企業の一国一城の主のように、自分の部門を「独立した事業体として」想像しながら、真剣に運営すると、実に学ぶことも多いはずです。いつか、機会があれば、独立しても良いと思います。会社や取引先、投資家から出資金を募って、ベンチャー企業を起こすことも、可能です。
アルトマークは、IPO後、子会社を作ったり、M&Aをして事業分野を拡大するはずですから、その時にぜひ社長として立候補してください。
僕の夢の一つに独立自尊の人をどんどん輩出し、将来の日本の医療ビジネス分野の一大登竜門、学校のように、多くの人材を輩出して、医療産業を人材面で発展させるということがあります。いつか、日本IBMや、リクルート、など多くの人材を輩出している会社のようにアルトマークが貢献する時代がきっと来ると信じています。

北海道

年に数回は、北海道旅行に行きます。

毎年、冬は、サホロか、ニセコにスキーに。

そして、夏も帯広を中心として、そこから、釧路や摩周湖、知床など道東をまわったり、今回のようにトマムやサホロ、富良野、然別湖をまわったり。

帯広には、知人が何人かいて、その知人の会社が主催の音楽コンサートやゴルフコンサートが毎年あり、ほとんど毎年、もう10年近くきています。

北海道のなかでも、特に帯広には、十数回来ているかも。

厳冬のイメージがありますが、本州から行っても、防寒具を十分に準備しているからか、暖房設備のおかげか、そんなに寒くはありませんし、夏は、湿度も高くなく、過ごしやすいです。

北海道の自然には、本当に癒されます。

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でも、夏の北海道には、特に運転をしていると、ちょっと複雑な気持ちが。。。。

4年前の夏、僕の親友が、北海道旅行中に、交通事故で亡くなりました。

夏の北海道に来ると、いつも、そのことを思い出します。

r0012655帯広のトウモロコシ畑

8.06.2009

味覚

僕は、美味しいものをいただくのが、好きで、そして、作るのも好きです。

僕のお爺ちゃんは、僕が生まれた時にはもう他界していましたが、ドイツ料理のシェフだったそうです。その影響もあるのか、父も味に対して繊細で、美食家でした。僕もその影響があったのか、小さいころに食べた美味しいものが、今でも懐かしく思い出します。

今、食べる美味しいと思う「味」って、結局のところ、過去に味わった味の記憶と、瞬間、瞬間食べている味の比較なんだと思います。

子供の発育上から考えて、12才以下、小学生のあたりまでに、いろいろな感覚器の発達がなされます。小学生までの間に、良い音楽、良い絵、良い言葉、良い味、良い感性、良い刺激を与えてあげることがとても重要に思います。12才までに、化学調味料が多い食事、ファーストフード、お菓子類、などをあまり食べ過ぎると、味覚の味蕾が発達しないのと、破壊されてしまっているようにも思います。

いろいろな方と、お食事をご一緒させていただく機会がありますが、美味しい料理に感動される方、食通の方は、二つのタイプがあることに気付きました。一つは、田舎育ちで、美味しい食材が豊富な地元で、素材の美味しさを自然と学んだひと。もう一つは、親が食通で、御母様が化学調味料を使わないポリシーだったひと。

食べるのが好きで、数年前から西麻布にある和食の名店「分とく山」の野崎洋光料理長の料理教室に通っています(今、ちょっと時間がとれずに数ヶ月お休み中です・・・・・涙)。今、東京で最も予約が取れない和食の人気店です。

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「分とく山」は懐石料理や京料理などのお堅い料理と違い、その基本は「郷土料理」「お袋の味」です。伝統的な日本料理の本質を大切にしながら、常に新しい発想で、新しい食材、新しい調理方法にチェレンジされています。また、旧来の日本料理を否定したヌーベル・キュイジーヌのような奇を狙ったものではなく、日本料理の本流としての進化を感じさせてくれます。本当の伝統とは、基本を大事にしながら時代に合わせて「変化」させることだと悟らされてくれました。

野崎さんの料理を食べ、教室で教えをいただくようになってから、「淡味」の喜びを感じることができるようになって来ました。料理の主役は素材であり、出し汁や調味料は裏方なんだと、当たり前のことを気付かせてもらえました。

調理は素材本来の味を引き出す手段にすぎない。素材の旬、良し悪し、組合せを熟知しなければ本当に素材を生かすことはできないのだと。

野崎さんは「引き算の料理」と言います。それは素材から出るうまみのぶん、出し汁を差し引いてうまみのバランスを整え、調理量は最小限にとどめなければならないと。。。。僕は、ついつい味をどんどん複雑に、濃く、厚化粧してしまいがちでした。。。

良い出し汁は、スーッと喉を通りすぎ、お腹の底からうまさを感じます。喉、食道、胃と、なんの引っかかりも違和感もなく流れていくような感覚を実感できます。きっと、塩分の濃度も、最適であり、カラダに負担がかからないのでしょう。

本当に美味しい料理って、舌で美味しいと感じるのではなく、カラダが「あ~、美味しい」と感じるものだとと気付かされます。それって、きっと、カラダがほしい、必要としている栄養素、無理の無い濃度や形態なのだと思います。スーパーで食材を選んでいる時にも、何が食べたいか?というを、カラダが何を欲しているか?とカラダ聴くようにしています。


一流の方から学ぶと、何事も、自分の専門分野、自分の職業にも応用することができると思っています。

ビジネスプランを書く時、僕はついつい「濃い味」になってしまいがちです。どうやって「淡味」にして、本質にフォーカスし、ブラさないか、見る人が「す~っと」納得、感じ取って、消化して、喜んでくれるか、感動してくれるか、、、、

医療ビジネスの基本をしっかりと押さえながら、どうやって、進化させていくか。変えて良いものと、変えてはいけないものは、どこか?世の変化をどう読み取り、先取りするか?新しい味をどう開発するか?

味も、ビジネスも、まだ、まだ課題が多いことを実感させられます(笑)。

5.25.2009

日馬富士優勝

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日馬富士が初優勝しました!

日馬富士は、相撲取りにしては、小さなカラダです。

素晴らしいセンス、技術もありますが、何よりも練習熱心であり、謙虚です。
どんな時でも、礼儀正しく、そして気配りには頭があがります。

友人同士で食事をしている時も、よく話題は、病気の子供達への医療援助や、幼稚園や病院、その他施設への訪問などに。根っから、社会貢献を考えているまじめな尊敬できる友人の一人です。

心そのものがキレイで、繊細なんでしょうね。それは、彼の両親からの愛情と、彼の経歴から来るものかもしれないと思っています。。。。
彼は、芸術家でもあるのです。
芸術学校で油絵を学んでいたんですよ。

今回の優勝・・・・友人として、本当にうれしいです。 優勝パーティーは、みんな飲み過ぎました。。。

また、優勝杯でシャンパンを飲ませてください。



5.21.2009

プロのビジネスとアスリート

プロのビジネスマンは、アスリートと同じだと思います。

日々の練習(行動、正しいプロセス)が結果(目標の達成)を生む。

自分の今のレベルを知って(陸上でいうと、走るタイム)、次の目標を定める。目指す。

日々向上、好奇心、向上心を持つ(アスリートは戦う気力がなくなったら引退)。

良いライバル(比較)がいると成績は伸びやすい(浅田まよちゃんとキムソナのように)。

助け合う仲間だ大事(ビジネスはチームプレー。サッカーのようにアシストあってのゴール)。ビジネスは団体戦であることを認識すること。個人のスキルがいくらよくても、チームの点数に結びつかなければ結局は負けです。ゴールを自分で決めなくても、チームに貢献できれば、評価されます。また、野球のように3点攻撃でとっても、守りが悪く4点取れれば負けですからね。

その競技で成績が伸びず向いていないとしても、自分に合った競技、自分が好きな競技、自分の努力・プロセスが納得できる競技(仕事)を見つける。

良いプレーヤー(ビジネスマン)は、技術(スキル)、体力(知力、知恵、知識)以外に、気持ちや心が大事。「心技体」ですね。

そして、自分の良さを伸ばし、改善ポイントを指摘し修正のアドバイスをしてくれる、良いコーチの存在(コーチは、上司、先輩、同僚、後輩からも学べます。さらに本。そう、本も大事です)。

アスリートのバーベルで筋力がつきますが、ビジネスマンは本、プレゼン、議論、資料作成です。どれだけ努力したか、工夫したかは、結果に必ず反映します。ただ結果はリニアに上昇しないで、水面下で上がり、あるクリティカルマスを超えると「ぐーんと」伸びるような気がします。

ただ闇雲に練習すれば結果がでるなんて大間違い。その結果を得るためには、どうすれば一番達成する確率が高いか、どうすればより早く、より美しく達成できるかを考える。自分(またはチーム)の現状、強さ・弱さを分析して、強いところを生かす練習(これに8割)、弱いところの補強(これに2割)の配分も大事です(ただし、あまりにも弱さが弱すぎであれば・・・少なくとも弱さが強さの足を引っ張らない程度まで引き上げるのが大事な戦略だと思います。

スポーツもビジネスもイメージで勝負が8割り決まる。そう「イメージトレーニング=イメトレ」。仕事も、アスリートもプロセスと結果を達成した時をイメージできるかどうか、極めて極めて大事なことです。ゴルフって、ビデオ見ているだけでもスコアが伸びるっていいますよね。そのプロセスも幾通りも、最悪のケース、一番上手くいったケース。Yesを前提としたNoのシナリオをどれだけ想定できるか、がポイントだと思います(失敗してから、いつも、シナリオが少なすぎたと反省)。
囲碁もそんなかんじでしょうね。
先手先手をうつ、相手の出方を2歩、3歩、4歩、5歩、、、先を考える。そして、次を打つ。

上手くいなかった時、ダメージを負った時に、見ているかも。

怪我をしたら、無理をしないで休養する。ビジネスマンも、アスリートも、体と心が資本、調子が悪い時は練習のペースを落とす。

アスリートが実力をオリンピックなど試合で出せるかどうか、ビジネスマンが成果をだせるかどうか、実力以上の成果を出すひともいます。・・・そう、運だと思います。
神様からの応援も最後は大事。その人、そのビジネス、その会社が成功するのは、神様的にはきっと、そうさせたい理由があるのではないかと思います。
大義を持って、エゴを捨てるって、ダイジなんじゃないかな~なんて?思ったりしています。

(会社の社長ブログから一部転載)