ノーベル物理賞受賞者の小柴 昌俊(こしば まさとし)さんが、テレビのインタビューで:
「運が良いなんてありえない、チャンスは周到な準備をしたものだけにやってくる」という話をしていたのを、よく思い出します。
とても、感動しました。
2002年「天体物理学とくに宇宙ニュートリノの検出に対するパイオニア的貢献」によりノーベル物理学賞を受賞しましたが、その研究というは、ニュートリノを、開発したスーバーカミオカンデで検出するというものです。
ニュートリノを「たまたま」検出するなんて、なんとラッキーなのか、、、、インタビュアーに言われて、反論したのが、この「運が良いなんてありえない。。。。チャンスは周到な準備をしたものに・・・・」という言葉です。
小柴さん曰く、ニュートリノが降ってくるのは、多くの人が分かっていた。その粒子は、地球上どこにでも、みんなの周りにフェアに降って来ています、でも、それを検出する装置を実際に作って、その粒子をキャッチし、長年待ち続けていたのは僕たちだけだった・・・この言葉にとても心にじーんと来ました。
研究でも、ビジネスでも、人生でも、すべて、同じことが言えると思います。
来ると分かっていても、それに対して準備している人というのは、1/100(100人に一人の割合)、または、1/1000、または、1/10000です。さらに、継続できるのは、さらに1/100、1/1000、1/10000・・・・、素晴らしい仮説があっても、それが実証されるまでには、1/1億、または、それ以上の確率になるのは、実行と継続に鍵があるように思えます。
器を実際に準備した人にだけが、チャンスがあります。宝くじを買わなくして、当たることを期待しても無駄です。
多くの人は、羨ましがるだけで、行動を起こしません。
宇宙から、または、未来から降ってくるチャンスという粒子を、器を用意できているかどうか、チャンスを見極めてキャッチできるかどうか・・・・
自分のなかに、「スーパーカミオカンデ」を用意するイメージを大事にしたいです!
ニュートリノのようにチャンスは、誰にも、同じように降って来ています。
ビジネスのチャンス、人生のチャンスの粒子をきっちりとキャッチ(つかむ)するカミオカンデの準備を!!
チャンスは「準備しない人」には、いくら待っていてもやって来ない、、、、当たり前のことなのですが、意外と「なるほど」と思います。
小柴さんが考案した、巨大な検出施設、「スーパーカミオカンデ」
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