事業分野

患者の幸せのためのヘルスケアビジネス、医師の視点で創りあげる新しい医療文化を目指しています。

主たる関心と事業分野は:
①医療IT、医療情報の基盤整備、
②ヘルスケア分野のマーケティング
③ヘルスケア分野の新規事業開発

■ Yang HaoーYung ( 楊浩勇 ) ■■■

【略歴】:日本国籍、シンガポールの永住権を持つ。神戸にて三代目華僑として生まれ、中学高校はシンガポールに留学。慶應義塾大学医学部卒業後、同大学眼科学医局に入局。その後慶應医学部医療政策・管理学教室、慶應大学院経営管理研究科、慶應大学院経営管理研究科特別研究生を経て、医療系ITベンチャー(株)メディカルデータ・リサーチを立ち上げ、マイクロソフト社等の出資を得る。その後ソフトバンクと米医療情報最大手WebMDに全株を売却。WebMD Japan取締役、日医総研客員研究員、Harvard School of Public HealthのResearch Fellowと、Harvard Business SchoolのRegina Herzlinger 教授に師事。帰国後、グループの関連事業への出資と管理を目的として(株)MHLを設立。

MHLのグループ事業は以下の通りです:

(株)メディウェブ

【医療分野のクラウドコンピューティング、ASP/SaaS開発、ウェブ関連事業】

(株)アイエフ・メディカル 

【健康関連の新規事業開発、サプリメント等商品開発と販売】、

(株)メディカル・ソリューション・サービス

【電子カルテなど医療系ソフトの受託開発】

医療法人健究社


その他役職:

■慶應義塾大学医学部客員講師

■福島県立医大医学部客員講師

■NPO法人Fight For Vison理事



【連絡先】 メール: yang@hci.jp 



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2.05.2010

困った時、迷った時に見直す本のエッセンス

困った時、辛い時、勇気がほしい時、ヒントがほしい時に、見直せるように準備を(今、いろいろと困っています、悩んでいますが。。。。。)^^

松下幸之助さんの本は、昔2ヶ月入院していた時に集中してたくさん読みました。その本の内容のなかで、その当時、ボクが参考になると思ったものをPC内のエクセルに入力しました。

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松下幸之助さん関連の本(約20冊ほど)が元ネタです(一部、自分なりに解釈して変更しているところもあります)。

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人多くして、人少なし

正しい事だけでは、人を納得させられないこともある

将来人を使おうと思えば、まず人に使われなさい

成功するまでやる。成功するまでその志を変えない。

願望が徹底的に強ければ、必ず成功する。ただし、正しいものでなければならない。

人間の欲望は生きる力である。抑えるのでなく、適当に培養する。そこに政治、商売、経営の要諦あり。

職工の仕事を通じて(各家庭、会社から)世相、人心の機微のいくぶんかを知らず知らずに覚えた。

自己観照のできる人には過ちが少ない

今日一日の仕事を一生懸命にやるという気持ちが大切

世の中にはなすべき仕事はいくらでもある。真に仕事を見つける努力をしているか?

今日の営みの上に明日の工夫を、明日の工夫の上に、明後日の新たなる思いを。新鮮な気持ちを。

人はさまざま。人の定めも、その歩みをまたさまざま。

今年は昨年のままであってはならない。今日は昨日のままであってはならない。

素直な心になれば、心の目が開く、自然の理法を感得でき、無理のないものの見方、正邪善悪が明確になる。

心の乱れがあれば、自覚して、気を整える。

行き詰まりは、自らの省みる心が失われたときに表れる。

誇りは大切であるが、謙虚な誇りでなければならない

熱意と意欲は違うのか?

学校の優等生と、人間としての優等生は違う。

社員の力をどのように伸ばすか、世の役に立つように配慮しなければならない

政治家は国民のご機嫌を無視してでも、正しい政治をしてほしい。

もし、自分がそれなりの仕事ができている時こそ、自分の役割を感得するチャンスである。

行き詰まるということは、自分で「行き詰まった」と思うだけのこと。

人情の機微を知ることは、人生で一番大切なこと。事をなそうとする者の要諦はそこにある。

欲は、一歩一歩着実に高めたほうが安全

聞き上手:心を込めて聞く、相手はますます熱を入れる、そのうちますます良い話しがでる、それをキャッチ。

本当の成功は、自分の与えられた運命を活かすことである。

人の言うことを、聞くようで、聞かない、聞かないようであって聞く。これを融通無碍という。

お金は使う人間に深みがなければ単なるお金。世の辛酸をなめ、人情、道理が分かる人が使うと大きな力となる。

大きな希望をもってコツコツやる。一歩一歩その希望を実現していく。その実現していく過程が楽しみである。

間違っていると言ってくれる人は、路傍の人に賛成してもらうよりは容易である。

夢を見て現実を忘れるようではいけない。その日の仕事を大切に。

人から高く評価してもらうことばかり考えているのは心が貧しい人。人を高く評価する人間になりたい。

間口を広げたら弱体化する。

信頼し合い、しかも信頼心を持たないことであってはじめて、信頼が信頼として生きてくる。

一生懸命働いても、政治が悪ければ、その成果がみな消えて無くなってしまう。

個々の人間は間違っていることがあっても、全体は間違っていない。だから大衆の意見は概ね正しい。

経営者でも、政治を知らない人はダメである。政治家でも、経営を知らない人はダメである。

絶対の悪もなければ、絶対の善もない。あるものと比較して、言い悪いとなるだけである。

今は長久な過去と未来の一部分。最善のつなぎ目を作らなくてはならない。我々のやり方によって未来が決まる。

蒸留水は水としては最も純粋である。しかし、蒸留水には味がない。あらゆる要素を含んだ自然水のほうが旨い。

繁栄の軌道は、バランスの軌道である。繁栄の実現には、あらゆる面でバランスをとらなければならない。

悟りとは、真実の姿を知ることである。

人間の本質は白紙。色は人間の感情によってつけられる。本質とは違う。

本能は動力、理性は舵。

不平をもって暮らすのは不幸。あまり満足して暮らすのも良くない。その真ん中を行かなければならない。

何もしない平凡はいけない。なすべきをなし、なすべからざるをなさないという平凡、それが大事。

不幸なこと、マイナス要素が、反対に人生の中でプラスになることが多い。

偉い役者が芝居の中で侍従になることもある。人間社会も、一種の芝居のようなもの。

一歩だけ先を見ればよい。三歩、四歩も先を見ようとすると失敗する。

笑顔のサービスが一番お金がかからず、他人に喜びを与えることが出来る。

幸福感というものは、自分で作り出すもの。

世間というものは正しい。だから、世間を見えていれば、それにどう応えるべきかがわかってくる。

軍師と大将を兼ねれば、スケールが小さくなる。100人の軍師を使うと偉大な作戦が出来る。

一日の遅れは一年の遅れ。一歩一歩先手を打っていかなければならぬ。

光明のないところに光明を見いだそう。心眼を開き、肉眼では見えない光明をみることである。

欲望が続く限り、より良い製品に対する需要が必ず生まれる。

商売とは、売る方も、買う方も、双方が喜ばなければならないものである。

地位を与えて物を与えないと、その権力は濫用される。

三人の賢人が寄りよっても、良い仕事ができない。賢人は一人で良し。あとは凡人であるほうが上手く行く。

こうなるだろうではなく。ビジョンを描き経営努力で実現する。未来を確実なものにするのが、真の先見性である。

経営学は教えること習うことができる。生きた経営は教えることも、習うことも出来ない。自ら体験するしかない。

科学や文化の進歩は、物価低落につながるはず。つながらないのは無駄があるから。

商売とは、如何に多く売るかではなく、相手がどれだけ買う能力があるかを判断することである。

人は、厳に過ぎると耐えられない。寛に過ぎると育たない。

完全な自由は、自己破滅の道。

知恵には、天知、叡知、衆知、個人知がある。叡知とは衆知を素直な心で融合した知恵、天知は恒久不変の真理。

調和と進歩は相反するものではなく、真に調和すれば進歩し、真の進歩は調和なくしてありえない。

一を聞いて十を悟り、悟ったならば直ちに実行に移す。そういう人材でなければ役に立たない。

話している人の顔を見て、頷きなさい。頷くことにより話が心に入り、また話しをする人に励ましになる。

願いが強ければ、念波となって相手の心に届くはず。

愛嬌、笑顔が無ければ、衆知は集まらない。

聞く人、見る人に心があれば価値をくみ取ることができる。風の音を聞いても悟る人はいる。

仕事は自分のものでは無く世の中にやらせてもらっているもの。責任感と使命感と謙虚さが必要。

自分の力に相当した待遇は堂々と受ける。力の及ばない待遇を受け入れるのは恥である。

商いの原点は、どうしたら売れるか儲かるかでなく、どうしたら人々に心から喜んでもらえるかである。

失敗するのは成功するまでに努力を放棄するから。成功まで続ければ、事は必ず成功する。

頑固な信念がなければ価値ある生き方はできない。柔軟な融通さがなければ心豊かになれない。

物を作る前に人を作る。良い人材からしか、良い物ができないから。

成功を邪魔するのは、結局は自分自身である。世間は誰も邪魔しない。

今日一日を振り返り、反省するべきところを徹すると、あらゆる面に革新が生まれる。

経営者は、冷静に判断し行動する。その上で、そっと情を添えることが肝要である。

松下翁が成功したのは、平凡だったから。

経営は物知りだけではダメ。汗と涙のなかから知恵を生み出したものでなければ成功させられない。

喜びは他人と分かち合い、苦しみは自分で背負う。苦しい時に一人で乗り越える勇気と気力と忍耐がいる。

仕事に終わりはない。徹すれば、無限に進歩進展して広がるものである。

全てのひとが自分より偉いと思って仕事をすれば上手く行くし、大きな仕事がやってくる。

かつてない困難からは、かつてない革新がうまれ、かつてない革新から、かつてない飛躍がある。

物には大小があるが、仕事には大小はない。仕事そのものを成功させることこそ尊いのである。

寝る前には、毎日大きな夢を見ること。

上の人は下の人に使われるためにあるものだ。

経営には知恵と知識が必要。知識のみで経営を試みる無謀者がいる。

経営者は人並み以上の熱意を持ち続けることが肝要。これに知識をかけ算、経験を足し算して知恵が涌いてくる。

感動のない経験は価値が少ない。感受性豊かに、感動する経験を持つ。

決断することが経営者の仕事、ただし先頭に立つ必要はない。経営者が先頭にたったらただの人。

意見や文句を言う人を大切に。素直に心を込め聞き、真剣に考える。すると、逆に好意を持ってくれる。

とらわれて決断してはいけない(名誉、お金、評判)、笑われ、誹れも、正しい道を行く強さを持とう。

正しさに命を賭ける覚悟がなければならない。

悩みのない人間には成長がない。魅力を感じない。

足るを知る、その心がなければ、いつも不平や不満で心が暗くする。

社員一人一業、社員稼業の自覚がなければ、会社は発展しない。

対立しつつ調和し、調和しつつ対立するところに向上発展がある。

心を許して遊ぶようでは、経営者とは言えない。

人も物も全ては自然の摂理によって存在している。これも否認して排除することはできない。あるがままに認めよ。

処遇することには礼を忘れてはならない。礼をしならい人間は下品だ。

自分だけの知恵にとらわれて、ものを考え、事を処そうとしてはならない。

人間が個々の知恵才覚、利害得失、愛憎、不信にとらわれれば必ず失敗するだろう。

素直な心とは、とらわれず、偏らず、こだわらず、見て考えて行動する心である。

衆知こそが最高最善の知恵である。素直な心がなければ集まらないし、生み出せない。

半分が自分が儲ける。あとの半分は世間に差し上げる。それで社会は繁栄する。

一応裁決はするが、徐々に自分のほうに近づけるのも、責任者としての行き方。

今日の成功を喜ぶと同時に、新たな努力を付け加えることを忘れてはいけない。

経営者は、人よりも先に憂い、人よりも後に楽しむという志がなければならない。共に憂い、楽しむではダメ。

第一線で商売をしていれば、半年先、1年先が読めて当たり前。

経営、国、上手く行くもいかないも、外部でなく、内部に原因がある。

意見は賛成、反対ともに良い。賛成は勇気づけられ、反対は注意すればよい。如何に対処するかが大将の仕事

商売とは、感動を与えることである。

この商品を勧めるとこの人のためになるという気持ちがあれば、必ず相手の心を動かせる。

赤字のツケは他に転嫁してはいけない。一件ごとに採算を合わせよ。

素直な心になるには、強く願いを念ずること。そして、素直な心で過ごしたか、反省すること。

教育の目的は、知情意の調和と育成によって人間性を高め、豊かな人生を築き、社会の繁栄をもたらすこと。

善とは繁栄、平和、幸福を進めるもの。悪とは繁栄、平和、幸福を妨げるもの。

成功は運が良かったから。失敗は自分に力がなかったから。

人間は善を実現する力がある。人知にとらわれ、自然の理法を軽視していないか?

素直な心があれば、自ずと謙虚な気持ちになり、人を許す心が生まれる

人生は生産と消費による営みであると言える。

学問の目的は、自由を広げ、秩序を高め、社会の生成発展をもたらすことにある。

素直な心とは寛容にして私心無、広く人の教え受入れ、分を楽しむ。静にして動、動にして静に働く。真理に通ずる。

単におとなしく、従順で、他人に素直になるだけでなく、自然の理法に対して素直になる。

素直な心は、力強く積極的なもの。

素直な心になれば、物事の実相が見え、何が正しいか、正しくないかが的確に行われる。

素直な心になれば、行くところ、考えることが融通無碍となる。ついには円満な人格を大成し、悟りの境地に達する。

人間の理性に頼りすぎて動物性を軽く見てはいけない。但し、動物性に流されて理性を磨くことを怠ってはいけない。

人間の本質は不変であるが、人間性は変化する。

知情意は本質から出る人間性で、変化する。知を高め、情を厚く、意を高くする、それが人間性の向上である。

人情を解し、国民が腹の底から納得する、情理を尽くした政治を行うべきである。

どの思想も、どの主義も、真理の一部を語っているが、全部を語っていない。

相対するものは必ず調和することができる。調和させ融合していくところに、進歩も平和、幸福、繁栄が生まれる。

自分で自分を誉める。そういう心境になれるような日々の過ごし方が大事。

日に新たであるためには、いつも「なぜ」と問わなければならない。繁栄はなぜと問うところから生まれる。

不況のときこそ、身にしみて本当の勉強ができる良い機会である。

嫉妬心は天与のもので、なくすことは出来ない。しかし濫用すると醜いことである。狐色に程良く妬くことが肝要。

成功とは、自分に与えられた天分を完全に生かし切ることである。

幸福とは、自分に与えられた天分のなかに生きてゆくことである。地位や名誉や財産にあるものではない。

経営者は常に死を覚悟し、しかも常に方向転換する離れ業を心に描ける人でなければならない。

経営とは総合的な生きた芸術。単なる金儲け、虚栄のためではいけない。人生とは、人間とはいう哲学が必要。

知識は最奥で無くても良い。しかし、真実に基づいて人生を歩という思いは、誰にも負けてはいけない。


自分が繁栄の生活を営みたいなら、他人の繁栄も願わなければならない。自分だけの繁栄は実現しても崩壊する。

富とは蓄積された物ではなく、生産性であり、消費力である。

正当な原価と正当な利潤を加算しても、なお安くする努力をするのが、産業人としての正当な努力。

勇気は、公のためにたるという立場に立てば、自ずと涌いて来る物である。


適当適正だと考えたものは安易な値引きをすることはしない。経営は公明正大にやる。不当な利益も要求しない。

賢い人は国を興し会社を興すが、国を潰し、会社を潰すのも賢い人である。

人間の能力には限りがある。一人一業によって人も育ち、事業は成功する。私は一人一業をまとめる一業に専念。

素直な心とは、物事を平易に見ること、難しくものを見ないようにすることである。

政治の原則は、国民が希望をもって働けるようにすることである。

商売のこつは、人に喜びを与えることである。良い商品、サービスだったと、お客様に心から喜んでもらうこと。

賢愚いずれもといえども神の目から見れば、タカが知れている。賢愚の差よりも熱意の差が人間の価値を決める

適正な利益は企業の使命達成に対する報酬である。利益なき経営は社会貢献が少なく、使命を果たしていない。

学問、知識は人間にとっては道具である。振り回されているひとが多いのではないか。

欲は善でも、悪でもない。正しい使い方をすれば幸福を、誤った使い方をすれば不幸を招く。

長所も短所も天与の個性、持ち味の一面。自惚れず、嘆かず、おおらかにそれらを活かす道を考えたい。

相当の仕事をする人、事業をしている人は、愚痴を言える部下を傍らにおくことが望ましい。

悪をなくすことはできない。だから極力少なくするよう工夫し、また、悪を共同生活に活用、善用する道を考えたい。

人生は自分で演出演技もする、生きた芝居。腕次第、やり方次第で、いくらでもいい芝居になりうる。

雨が降れば傘を差す。至極簡単、当たり前のことを適時適切に実行するところに商売の秘訣がある。

汗を流し、涙を流し、努力に努力を重ねるうちに、本当の知恵が身に付いてくる。

人生を決める90%は運命、残りの10%は努力。船の大きさが運命、舵の部分は人間にまかせられた努力。

叱るときは、本気で叱れ。策でもって叱ってはいけない。

経営者は、将来から現在を考える発想が必要。将来を考え、今どうしたら良いかを考える。

経営を進めるには、目に見える要因と、目に見えない要因を、共に考える必要がある。

経営理念は悟りである。

最善であると思っても、それは今日の最善であり、明日の最善とは限らない。

さまざまな問題に対応するためには、いろいろな個性を持った人の集まりにすることが大事。

指導者は部下の話に耳を傾けよ。知恵が集まり、部下も成長する。

正しい熱意のあるところに、必ず経営成功の道が開ける。熱意は成功への梯子である

責任者には3つの責任がある。仕事の完成、仕事の創造、人材の育成。

百人から誉められるときが、一番危険。それに匹敵するだけの反省がなければ自己破滅する。

経営を進めるとき、気宇は大きく、神経は細やかでなければならない

若者は国家の基礎である。若者の心構えが国家の将来を決める。

良品は自ら声を放たず、これを求めた人々が広く社会に声を放つ。

大衆は賢明で、公平である。いかに大衆の期待に応え、奉仕するかを、経営の根本において仕事を進める。

産業人は奉ずる程度が高い程、世の中は繁栄し、奉ずる能率が高い程、他から多く奉ぜられる。

道行く人々は、全部がお得意様。

相手の人間性を認め、尊敬し、人格を尊ぶ、そういう心が大事。


天を恐れ、知を恐れる謙虚な態度であってこそ、本当の力がつく。恐れを知らない人間は値しない。

遅れているから前に進める。先頭に立っていないから先頭に立てる。

経営は「私」のものではない。その本質は「公」のもの。

大企業の不当な低価格販売は、資本の暴力である。

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いくら良い文章をPCに書き込んでしまい込んでいても、本当に理解し、腹に落ち、自分の物にできていないものですね。

赤い字が、今の自分に響いた言葉です。

(2009年5月の社内向け楊社長ブログを一部修正加筆したものです)

孫子の兵法から


映画「レッドクリフ」昔、読んだ孫子の兵法を思い出しました。

昔、本の感想をまとめたのですが、それを紹介します。

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「孫子の兵法」

2,500年前。孫武が著者。全十三篇、計6,000字よりなる。

基本は: 戦わずして勝つ。 勝算なきは戦わず。

1.始計篇:

名勝、勇将ほど事にあたっては慎重に。

勝算を読む鍵は「道・天・地・将・法」にあり。

将軍とは「智・信・仁・勇・厳」の五条件を満たす人物でなければならない。

兵は詭道なり。

あえて後に退く「勇気」があるか。

2.作戦篇:

長期戦を避ける。

戦いの勝敗を決定する鍵の一つは食料や物資の補給能力である。

3.謀攻篇:

賢明な勝ち方とは、敵を徹底的に痛めつけないことである。

戦わないで敵を降服させる。

→外交交渉によって相手の意図を封じる。

 謀略活動により内部を崩壊させる。

最高の戦い方は:事前に敵の意図を見破って封じ込めること。

次は、敵の同盟関係を分断して孤立させること。戦火を交えること。 最低なのは、城攻め。

相手の兵力を見る。

十倍の兵力なら、包囲する。

五倍の兵力なら、攻撃する。

二倍の兵力なら、分断する。

互角の兵力なら、勇戦する。

劣勢の兵力なら、退却する。

勝算がなければ、戦わない。

有能なリーダーより、有能な人材を使いこなすリーダーとなれ。

トップが太っ腹であることと、補佐役が有能であること、お互いが信頼すること。

人を疑わば用いず、人を用うれば疑わず。

トップは必ずしも有能である必要はない。有能な人材を育て、信頼して仕事を任せることが、トップの務め。

勝つための五条件:

1.的確な判断力

2.兵力に応じた戦い方

3.共通の目的の下に、組織としてのまとまり

4.万全の態勢を固めて敵の不備につけこむ

5.将が有能で、君主が将軍の指揮権に干渉しないこと

問題の研究には、主観性、一面性、表面性をおびることは禁物。

4.軍形篇:

「守り」と「攻撃」を判断する難しさ。

攻撃に出るときにも、まずガードを固めて相手につけ込む隙を与えない。

無理のない勝ち方。

戦上手は、むりなく自然に勝つ。だから、勝っても、その智謀は人目につかず、その勇敢さは人から称賛されることはない。

世間にもてはやされるような勝ち方や表面にでる勝ち方は最善の勝利ではない。

 

5.兵勢篇:

戦いでは命令系統の確立が重要。

戦いでは「正」(定石)と「奇」(応用)の組み合わせから成り立つ。

強い組織とは(リーダーの手腕):

治乱を左右するのは統制力(指揮命令系統、組織管理)

勇怯を左右するのは勢い

強弱を左右するのは態勢のいかんである。

「勢い」を作り出せるかが、将たるものの務め。

6.虚実篇:

あらゆる戦争において、敵味方は主導権の奪い合いに力をつくす。主導権とはすなわち軍隊の自由権である。軍隊が主導権を失って受動的な立場に追い込まれると、その軍隊は行動の自由を失い、敵にやられてしまう。

A地点が目標→堅い攻め→他の地点の攻撃→Aが空く→Aを攻撃

人のやらないことをやり、成功の確立を高める。

急所を探して、そこを攻めることが、解決の早道。

味方の力は集中させ。相手の力を分散させる(特に敵に動きは見えて、敵からは見えない)

どこから攻撃されるか分からないから、力を分散せらざるおえない。

敵に応じて変化する「水の戦法」

 一、一定の形がなく、器なりに形を変える柔軟さ。

 一、抵抗を避けて低い所、低い所へと流れていく特性、

 一、使いようによっては、岩石を砕くエネルギー。

この世の中で、水ほど弱いものはない。そのくせ、強いものに打ち勝つこと水にまさるものはない。その理由は、水が弱さに徹しているからである。

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どのような時代でも、いろいろな分野に、通用する原理原則だと思います。

複雑化、多様化している、現代社会のビジネスにおいて、基本はますます大事になってきているのでは。


1.15.2010

大阪出張

7時半の新幹線で大阪から東京に帰ります。

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昨日は、大阪社員の研修に参加させていただきました!

みなさん、とても「気づき」があったようでした(^^)。。。

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それと、その時間の前後に、大阪支社の部長と課長の全員とお話させていただきました。一人一人と会社全体の話、各部、課の方向性、現状、課題、などについて情報交換をいたしました。お客様のお声、競合企業の動向など、一番重要な市場の情報を頂戴する貴重な機会でもありました。

社長や役員が間違った方向に会社を舵取りしないですむ方法は、市場と現場を正しく知ることが、一番大事、一番の原点だと思うからです。

JALなど、強大で、潰れることなど絶対無いと思われて来た企業でも、市場と現場の変化、動向に反していれば、経営陣や管理職が現場と市場に無頓着であれば、そして、変化(アクション)しなければ潰れるというのが現実だと痛感しました。。。。

さっき、京都と名古屋の間のあたり、米原あたりだと思いますが、雪でした。。。

2010011508260001では、良い一日を!

12.16.2009

保有能力と発揮能力

現在、研修医向けの教科書の執筆を依頼されています。臨床医以外にもいえることですので、ちょっとこの「発揮能力とヒューマンスキル」のテーマを。

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あらゆる仕事、また、学校の試験にも言えることですが、人には「保有能力」と「発揮能力」での評価があります。

保有能力がいくら高くても、発揮度が低ければ、結局のところアウトプットが低いと評価を受ける。言うまでもなく、大事なことは発揮能力です。

多くの社会人を見まわして、知識は豊富で勉強熱心であるが、その力を存分にアウトプット(成果)として発揮して、職場や顧客から高い評価を得ているとは限らないことを実感します。

せっかくの保有能力を活かしていないのは、本人にとっても、組織にとっても、社会にとっても大きな損失かと思います。多くの人は、保有能力の向上(勉強やセミナー)に注力するが、「発揮の度合いを上げること」に力を注ぐほうが、早く、そして努力に対しても効率良く成果が得られると言えます。

「発揮の度合いを上げる」ために重要なのがヒューマンスキルを意識することだと思います。

臨床現場では特にヒューマンスキルが要求されますが、なかなかその教育、そして意識がなされていないから、医師など医療従事者に対して、患者さんからの不満が多いのかもしれません。良い医師というのは、ヒューマンスキルが高い先生のほうが評価されやすいように思います。

一口にヒューマンスキルと言っても、含まれる要素は広く、そして奥深いです。医師以外の社会人でも、ヒューマンスキルが言うまでもなくとても大事です。このHSの中でも、特にコミュニケーション、マネジメント(管理運用)、リーダーシップ、プレゼンテーション力(説明と納得)、協調性、共感力が重要であると思います。

特に、この中で「コミュニケーション力」が、全ての基本的スキルとしての基礎であると言っても過言ではないと考えます。コミュニケーションを上げることによって、マネジメントやリーダーシップ、顧客満足向上、他人との気持ちを共感することが、より高まるのは間違いありません。


12.09.2009

マイケルポーター教授、医療戦略について語る


12/9、8amからハーバードビジネススクールのマイケル・E・ポーター教授と、製薬企業のトップ、官僚の方、大学関係者など8名で、ブレークファーストミーティングをさせていただきました。

民主党政権に変わってからの医療制度の方向性、現在の製薬企業、医療機関・医師の抱える課題、今後の方向性について情報交換が積極的に行われました。

その後、10時から12時まで、東京大学で「医療戦略セミナー」(ポーター教授と、東大永井良三教授による講演)が。

このセミナーは自分が社長をしている「日本アルトマーク」が一部協賛させていただきました。



11.19.2009

メディウェブ/日本アルトマーク、医療系SaaS第一号(プレスリリース)

メディウェブとアルトマークが、プレスリリースされました。

メディウェブが今年7月からスタートさせた臨床検査最大手向けのSaaS検査結果発注・報告システムが、なんと日本初の医療向けSaaSとして、大きくプレスで取り上げられました!!!!

http://enterprise.watch.impress.co.jp/docs/news/20091118_329711.html

http://japan.zdnet.com/company/story/0,3200081168,20172187,00.htm

www.mediweb.co.jp/images/release_091118.pdf

いよいよ、アルトマークが「クラウド」に進出した”実績”ができました。アルトマークは、まぎれもなく、医療におけるICT、クラウドのトップランナーとなりました!

以下、プレスのフルの内容です:

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報道各位

2009年11月18日

医療界初の大規模SaaSモデル、臨床検査会社向けにサービス開始

株式会社メディ・ウェブ(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐竹 隆「以下、メディウェブ」と

いう)は、株式会社ネオジャパン(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長 齋藤 晶議「以下、ネオ

ジャパン」という)と提携し、臨床検査企業向けに同業界としては初めてSaaS(Software as a Service)

モデルにて、全国の医療機関や病医院への臨床検査情報の提供サービスを開始致しました。

従来臨床検査の受付・報告業務は、そのほとんど全ての作業を人的な作業で行ってきました。その

結果、考えられるヒューマンエラーや時間・リソースの無駄の削減、情報セキュリティ対策は、臨床

検査会社にとっても、医療機関にとっても大きな課題でした。

今回、クラウドコンピューティングを活用した「SaaSモデルでの臨床検査の受付・報告業務サービ

ス」を利用することで、臨床検査会社と本サービスを利用する多くの病医院は、各病医院にあるクラ

イアントマシンの環境に影響されず、既存の環境を有効活用できることが出来、初期投資を大幅に抑

えながら、かつ従来の既存業務コストやシステム運用コストを大きく削減することに成功しました。

さらに、今まで保存メディアや紙で行っていた医療機関、病医院と臨床検査会社各拠点間の検査受

付データ及び報告データのやり取りは、極めてセキュアな環境で、安心かつ簡単に、よりリアルタイ

ムに行えるようになり、検査結果を病医院と患者のもとへいち早く届けることが出来、早期の処置・

対応が可能となりました。

一方で、今まで課題とされていたヒューマンエラーや時間・場所的な障壁を取り除き、大幅な業務

効率と業務の正確性をも実現できました。

なお、本サービスは、株式会社ネオジャパンが提供中のSaaSサービス『Applitus(アプリタス)』の

1アプリケーションである「desknet’s DAX Extra(デスクネッツ ダックス・エクストラ)」を基に、

ユーザ・インターフェイスやデータ処理、基幹システムとの連携の面で新たな機能をカスタマイズし、

医療情報の交換用ツールとして作り上げました。さらに今回のサービスの運用にあたっては、総務省

より2009年7月に開示されている「ASP・SaaS事業者が医療情報を取り扱う際の安全管理に関するガ

イドライン」に準拠した運用体制を構築した他、データセンター事業者である株式会社IDCフロン

ティア(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 真藤 )とも協力することで、従来のSaaSよりもより

レベルの高い「医療情報の取り扱い向けサービス」として総合的な運用を行っています。

今回の大きな成果を基にメディウェブは、親会社である株式会社日本アルトマーク(本社:東京都中

央区、代表取締役社長 楊 浩勇)のメディカルデータベース(MDB)の施設情報と連携させ、トレーサ

ビリティの精度・安全性・情報管理を向上させ、今後同サービス基盤を活用した新しい医療情報サー

ビスへの拡大・拡充へ取り組んでまいります。

<株式会社メディ・ウェブについて>

会社名: 株式会社メディ・ウェブ

(医療機関及び医師データベースの国内最大手(株)日本アルトマークの100%子会社)

代表者: 代表取締役社長 佐竹 隆

所在地: 東京都港区虎ノ門4-1-21 葺手(フキデ)第二ビル2階

設立 : 2007年3月28日

URL : http://www.mediweb.co.jp

事業内容:

医療関連企業や医療機関向けのSaaS/PaaS等のクラウドサービスの開発及び運用

医療関連企業のWebシステムコンサルティング

医療現場をエンパワーメントする情報サイト「meressa.com」の企画運営

<株式会社ネオジャパンについて>

会社名: 株式会社ネオジャパン

代表者: 代表取締役社長 齋藤 晶議

所在地: 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1 横浜ランドマークタワー10F

設立 : 1992年2月29日

URL : http://www.neo.co.jp

事業内容:

1.Webグループウェア「desknet's」をはじめとするパッケージソフトの開発・販売

2.パッケージソフトをカスタマイズしてレンタルするASP・SaaS・クラウドサービス

3.アプリケーション・システムの企画/設計/開発、ネットワークインフラ構築等、システムにかかわ

る、あらゆるサービスを統合的に提供しているトータルシステムインテグレータ。

※ネオジャパンは、マルチメディア振興センターによる「ASP・SaaS安全・信頼性に係る情報開示認定

制度」にて認定を受けています。

<株式会社日本アルトマークについて>

会社名: 株式会社日本アルトマーク

代表者: 代表取締役社長 楊 浩勇

所在地: 東京都中央区日本橋浜町2丁目45番1号

設立 : 1962年3月2日

URL : http://www.ultmarc.co.jp

事業紹介:

日本の主たる製薬企業、医療機器、臨床検査、その他利用関連企業向けに医師及び医療機関のデー

タベース(メディカルデータベース)を提供する国内最大手

臨床試験受託業務(CRO)のうち医薬品市販後調査(PMS)分野の国内最大手

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<株式会社IDCフロンティアからのエンドースメント>

株式会社IDCフロンティア(以下IDCフロンティア)は、『SaaSモデルでの臨床検査の受付・報告

業務サービス』の提供開始を歓迎いたします。

IDCフロンティアは長年の経験で培ったデータセンター運用のノウハウにもとづき、高品質・高信頼

のデータセンターソリューションを提供しています。『SaaSモデルでの臨床検査の受付・報告業務サ

ービス』のサービス提供にあたって、セキュリティ面で信頼性の確保に貢献できることを誇りに思っ

ております。

今後も、IDCフロンティアは高品質・高信頼のサービス提供を通じて、お客様のビジネス価値の最大

化を支援してまいります。

株式会社IDCフロンティア

ソリューション事業本部長 石田 誠司

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■本件に関するお問合わせ

株式会社メディ・ウェブ 広報担当 小池(こいけ)

TEL:03-6402-4770

E-mail: press@mediweb.co.jp

株式会社ネオジャパン マーケティング統括部 小沼(こぬま)

TEL:045-640-5920

E-mail:dnpress@desknets.com

11.09.2009

「情報がもたらす医療の将来」月刊基金座談会

社会保険診療報酬支払基金の出す定期雑誌「月刊基金」の2009年10月号に、楊が座談会で話した内容がでております。



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座談会:情報化がもたらす医療の将来、民間の力で情報化を推進 (取材日、2009年9月)

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9.26.2009

時代の節目(北京から)

四十数年?生きてきて、いくつかの時代の節目を経験しました。

急成長の日本から、1976年に12歳で発展途上のシンガポールに留学。その後、日本から多くの工業が東南アジアに生産拠点が移り、東南アジアが急発展。1980年代の東南アジアのダイナミックな急発展のなかで生活をして、文化水準が急速に日本に近づくのを体験しました。日本で流行したものが、どんどんタイムラグが短くなってくるのです。

その後日本にもどり、バブル時期を東京で。まさに、映画「バブルでGo」を体験。

バブル崩壊後の後に、これから「医療現場におけるPC(情報化)の利用が始まるはず」と感じ、96年ごろの第二次ベンチャーブームに起業。1999年ごろから2000年のネットバブル。ネットバブル時に株を全部売却。それから、すぐに米国新興株式市場ナスダックから崩壊が始まる。米系ネット企業WebMDの役員として東京とシリコンバレーのど真ん中で、その急上昇と急降下の節目を体験しました。

しばらく世界が傷を癒しているかのように、静かになっていたかと思うと、金融のグローバル化と金融工学(土地、リスク、債務、天候、ローン、なんでもが債権化されるようになった)によって、世界のマネーが今までに無い活発度で動き始めました。土地がREIT、SPCなどの手法で金融商品の一部となり、世界の土地や株が急上昇。日本の汐留、品川、各地でビルとマンションが建つように。ここでまた時代の節目を感じたボクは、不動産のピークだった2007年夏に当時、都内の住宅街「長者丸」にある一軒家を売却。その後、予想通りに不動産は下落し、2008年のリーマンショックを迎える。

中国の著しい発展を日本にいてニュースなどで目にします。バブルはきっと、中国もバブルが崩壊して、景気が低迷しているのかと思いきや・・・・

未だに、今年も、9%の成長を継続。

昔シンガポールで経験したような、いや、それ以上のターボチャージのかかったような急速な文化の変化です。その時より遙かに早いテンポで。

30年前の東南アジア急発展の時期と違い、今のグローバル化(お金が、会社の動きが、人の移動が、投資活動が・・昔は大企業だけの国際化が、今では、小規模企業や個人まで、、、)、ICT化、ウェブサイトでの情報取得、教育(自国語は世界では当たり前、会社の部長クラスは当然のように英語ができる、一旦就職してから、再度大学や大学院での勉強と資格獲得、キャリアアップ、、、)。しかも、この国には、自国内だけでも世界一購入ポテンシャルのなる市場を自ら持っています。

中国、韓国、台湾、香港、シンガポール、マレーシア、、、、どの国を見ても、文化、ビジネス、生活の水準が年率で5%から8%ほど成長(進化)しています。日本は?経済成長1%とかです。一昨年に行った、ロシアもすごかったです。

日本にいると、この海外の「ペース」を実感しません。最近、日本は本当に「ゆっくり」「のんびり」しているように感じます。成長意欲が低落し、緊張感がなくなっているように感じます。

日本人の「危機感の欠如」「理由も無い安心感」「個人としては不安感があるが、日本でみんなでいると大丈夫だと思ってしまう」、、、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」を思い出します。。。。

これは、予言ではなく、もう現実として、日本の経済沈下が一般の生活でも実感するようになると思います。

9月に訪中した時の北京には、ベントレーや、フェラーリが走り、ヴィトンのカバンを持つおしゃれなOLがたくさん歩いています。資産1億円以上の人口は、日本をはるかに上回っています。この1億円を持つ中国人は来年1億2000万にします。再来年は、1億4500万です。日本にいる資産1億の日本人は、来年1億、再来年は9500万ぐらいに目減り。為替も考慮すると、2年後には、2倍ぐらいの差がついています。税金を考えると、2年後には、手元の資金は3倍ぐらいに。

日本にいると、日本が世界第二位の経済大国(実質、もう中国が第二位になりましたが)という自信というか安心感から、有名大学をでたり、安定した会社に就職したり、会社の業績が落ちていなければ安心、雇用制度があるし、社会保障もあるし、、、、というのが、ほとんどの日本人だと思います。

グローバル企業のアジア本社のほとんどは、すでに日本ではなく、シンガポールか、上海です。空港のハブも日本ではありません。海外から見た日本は、もう、日本から自分たちで思うほど重要な位置づけではなくなって来ているのです。米国が中国とロシアの共産党を恐れた当時のような、冷戦時の地政学的な重要性も低下してきています。

もし、お子さんがいたら、絶対に、国際教育をさせなければなりません。できれば、留学を。

今後10年から20年以降は、英語か中国語が仕事でできて、かつ、専門分野で国際水準になければ、もし高度な知的付加価値作業でなく、単純労働であれば、中国、韓国、ベトナムとほぼ同じぐらいの平均賃金しかもらえないことも可能性としていてはあります(グローバル化なので、論理的には)。少なくとも、前者と後者の賃金のさらなる大きな二極化が生じるでしょう。国際的にみて専門性が低い仕事、低賃金の国でもできる作業は、賃金が下落するでしょう。

2000年に、システムエンジニア(SE)の報酬は、100万から多い人で120万、150万ありました。現在は、中国、インドの安いSEに、世界からネットで発注し、ネットで納品するようになったので、それにつられて、現在フリーSEの平均賃金は30万とか、場合によっては20万代もあり得ます。付加価値の高いコンサルティングや、マネージメント、ウェブ系に移行できないフリーのSEで40代の人は、この現実にすでに直面しています。これも、「中国人インド人に発注→相場が安くなる=当然予想されること」で、自然の流れです。自分の仕事で、①英語はできない、②中国人インド人等海外の人でも出来る仕事、であれば、危機感を持ち、レベルアップを図るべきです。

すでに、日本の賃金は低下してきています。すなわち、中国、インド、ベトナム、東欧、中南米との格差が縮まりはじめて来ています。特に、ネットを介して受発注と納品ができる仕事、すなわち情報系の仕事は顕著です。人が人に対して直接行うサービス業は、労働力を海外から入れることを規制すれば保護(もうそういう保護政策の時代ではなくなっていますが)できますが。。。

8.30.2009

スウェーデン




今、ヨーロッパの北極圏にも近い北欧の国、スウェーデンにいます。

直行便が無いので、日本からロンドンのヒースローまで12時間。ヒースローからさらに2時間ほどのフライトでスウェーデンのストックホルムに。日本を出てから、乗り換えの待ち時間を入れて、16時間かけてスウェーデンに(遠い!)

慶應の薬理学教室の安井教授と、慶應-カロリンスカ大の提携に関する打ち合わせのために来ています。安井先生は、慶應医学部卒業後、スウェーデンの大学院でPhDの学位を取得。カロリンスカ大学が第二の母校です。カロリンスカ大学は、日本ではあまり知られていませんが、ノーベル化学賞と医学賞を選考する機関として知られており、医学含めた科学研究では、世界で最も先端を行っているところです。

安井先生の手柄?として、カロリンスカ大学と慶應大学の大学院が、単位を共通化することになりました。慶應の大学院生がカロリンスカ大で取得した単位は、慶應でも認められることになり(その逆も)、双方の国際交流、海外留学や研究が一気に加速し始めました。同級生ながら、素晴らしい取り組みだと嬉しく思います。



昨夜、遅くにストックホルム空港に到着し、今朝、現地時間の朝8時から安井先生と、なんと早朝マラソン。

安井先生は毎日欠かさず朝走っています(笑)。海外出張した時も・・・・。8時に待ち合わせしていたのですが、なんと、安井先生は、僕と待ち合わせする前にすでに一時間約10kmを走ってきたそうです。




大学の近くにある湖畔を1時間ほどランニング。

「スウェーデンは美人が多い」(安井先生談)。走っていて、すれちがう女性ランナーはみな美人で、足がながくて・・・

その後の、朝食は美味しかったです。

8.16.2009

診療とICT

昨日は、久しぶりに診察をしました。

白衣を着て、患者さんと接すると、「あ~、自分は医者だったんだ~」と思い出します(笑)。最近は、ミーティングルームで過ごすことが多くて。。。。

診察をしながら、どういうところに、最近の最新のICT(インフォメーション&コミュニケーション、テクノロジー)が医療現場に活用できるか・・・???、、、という可能性について、考えるようにしています。

診療現場で、医師の仕事はまだまだICTを活用するところがあると実感しています。

そして、製薬企業や医療関連企業と、診療現場を 「結ぶこと」によって、いろいろな可能性が生まれます。

アルトマークは、医師、薬剤師、病院、クリニックと、医療関連企業を結ぶことができる、唯一の企業ではないでしょうか。


僕が、電子カルテを作るきっかけは、大学関連の病院で勤務医をしていて、診療のデータベースがあれば、どれだけ医師の仕事が助けられ、患者のためになるか?ということでした。

電子カルテを作り、それだけでは、入力するインセンティブ、メリットがなくまた、レセコンに二度入力する手間が生じるので、レセコンとの接続が必要となりました。でも、医療情報が標準化されていなかなった90年代は、各社レセコンメーカーとのレセコンとの接続はマスターの問題で実現ができず、結局自分たちで、弱小ベンチャーがレセコンまで作ることに。

そのあと、医療情報の標準化ということが、ぼくの大きなテーマのように思えるようになりました。

医療情報の標準化が進み、ウェブを使ったICTの劇的な進歩、ウェブ2.0的利用、クラウドという概念、、、、今、もう一度、夢をもう一度、大きな白いキャンバスに描いて見る時期にあるのだと実感しています。15年前に、想い描いたけど、実現できない、不可能であったことが、今、できるような気がしてきています。


5.21.2009

プロのビジネスとアスリート

プロのビジネスマンは、アスリートと同じだと思います。

日々の練習(行動、正しいプロセス)が結果(目標の達成)を生む。

自分の今のレベルを知って(陸上でいうと、走るタイム)、次の目標を定める。目指す。

日々向上、好奇心、向上心を持つ(アスリートは戦う気力がなくなったら引退)。

良いライバル(比較)がいると成績は伸びやすい(浅田まよちゃんとキムソナのように)。

助け合う仲間だ大事(ビジネスはチームプレー。サッカーのようにアシストあってのゴール)。ビジネスは団体戦であることを認識すること。個人のスキルがいくらよくても、チームの点数に結びつかなければ結局は負けです。ゴールを自分で決めなくても、チームに貢献できれば、評価されます。また、野球のように3点攻撃でとっても、守りが悪く4点取れれば負けですからね。

その競技で成績が伸びず向いていないとしても、自分に合った競技、自分が好きな競技、自分の努力・プロセスが納得できる競技(仕事)を見つける。

良いプレーヤー(ビジネスマン)は、技術(スキル)、体力(知力、知恵、知識)以外に、気持ちや心が大事。「心技体」ですね。

そして、自分の良さを伸ばし、改善ポイントを指摘し修正のアドバイスをしてくれる、良いコーチの存在(コーチは、上司、先輩、同僚、後輩からも学べます。さらに本。そう、本も大事です)。

アスリートのバーベルで筋力がつきますが、ビジネスマンは本、プレゼン、議論、資料作成です。どれだけ努力したか、工夫したかは、結果に必ず反映します。ただ結果はリニアに上昇しないで、水面下で上がり、あるクリティカルマスを超えると「ぐーんと」伸びるような気がします。

ただ闇雲に練習すれば結果がでるなんて大間違い。その結果を得るためには、どうすれば一番達成する確率が高いか、どうすればより早く、より美しく達成できるかを考える。自分(またはチーム)の現状、強さ・弱さを分析して、強いところを生かす練習(これに8割)、弱いところの補強(これに2割)の配分も大事です(ただし、あまりにも弱さが弱すぎであれば・・・少なくとも弱さが強さの足を引っ張らない程度まで引き上げるのが大事な戦略だと思います。

スポーツもビジネスもイメージで勝負が8割り決まる。そう「イメージトレーニング=イメトレ」。仕事も、アスリートもプロセスと結果を達成した時をイメージできるかどうか、極めて極めて大事なことです。ゴルフって、ビデオ見ているだけでもスコアが伸びるっていいますよね。そのプロセスも幾通りも、最悪のケース、一番上手くいったケース。Yesを前提としたNoのシナリオをどれだけ想定できるか、がポイントだと思います(失敗してから、いつも、シナリオが少なすぎたと反省)。
囲碁もそんなかんじでしょうね。
先手先手をうつ、相手の出方を2歩、3歩、4歩、5歩、、、先を考える。そして、次を打つ。

上手くいなかった時、ダメージを負った時に、見ているかも。

怪我をしたら、無理をしないで休養する。ビジネスマンも、アスリートも、体と心が資本、調子が悪い時は練習のペースを落とす。

アスリートが実力をオリンピックなど試合で出せるかどうか、ビジネスマンが成果をだせるかどうか、実力以上の成果を出すひともいます。・・・そう、運だと思います。
神様からの応援も最後は大事。その人、そのビジネス、その会社が成功するのは、神様的にはきっと、そうさせたい理由があるのではないかと思います。
大義を持って、エゴを捨てるって、ダイジなんじゃないかな~なんて?思ったりしています。

(会社の社長ブログから一部転載)